大学寮の「水浸しでカビ生えまくり」の悲惨な状況に抗議し学生らがキャンパスでキャンプ生活

GIGAZINE
2021年11月15日 17時00分
メモ



「黒人のハーバード大学」と呼ばれ、アメリカでも最高峰の黒人大学と評されるハワード大学の学生が、老朽化による劣悪な学生寮の環境を大学側に抗議するため、敷地内にテントを張って寝泊まりしていると報じられています。

Howard University students are living in tents to avoid the mold, roach and mice infestation in their dorms – CNN
https://edition.cnn.com/2021/11/14/us/howard-university-protests-dorm-conditions/index.html

Howard University students say dorms filled with rats, mold
https://nypost.com/2021/10/25/howard-university-students-say-dorms-filled-with-rats-mold/

ワシントンD.C.にあるハワード大学の2年生であるジャスミン・ジューフ氏は、大学寮で繁殖しているカビが原因で2021年9月からずっとせきや頭痛などの体調不良に見舞われていると、アメリカのテレビ放送局・CNNに訴えました。ジョーフ氏は9月にカビの問題を大学側に報告していますが、一向に対処してもらえていないそうです。

そこでジューフ氏をはじめとする大学の寮生らは、大学にあるブラックバーンセンターの施設や大学の敷地内で寝泊まりする抗議活動を10月から開始しました。CNNによると、この問題の背景には「ハワード大学のように黒人学生が多い大学は、白人学生が多い大学に比べて資金が不足しがち」という現状があるとのこと。「Blackburn Takeover」の広報担当者を務めるジューフ氏は、取材に対して「これは学生に対する積極的な怠慢です。大学側には、寮を修繕する機会があったはずです」と述べて、寮では無線LANが使えないばかりか、ゴキブリやネズミの発生、水漏れなどの問題が山積していると指摘しました。

#BlackburnTakeover」のハッシュタグをSNSで検索すると、ハワード大学の学生寮の悲惨な住環境を収めた写真や動画が大量に投稿されているのを見ることができます。

あるTwitterユーザーは、配水管からの水漏れで滑って転んだと報告しました。


水回りのトラブルで廊下は洪水状態です。


天井に穴が開いているケースも。

by Twitter/@Lexi_Caly

湿気のためか、寮の設備や学生の私物にはすさまじい勢いでカビが繁殖しています。


白いカビに覆われたスニーカー。

by Twitter/@FMSupreme

額縁もしくはコルクボートとみられる物体の裏側には黒いカビも生えています。

by Twitter/@FMSupreme

天井に見える黒い点はノミとのこと。


こうした劣悪な環境に抗議するため、ジューフ氏らは大学の構内に寝袋やテントを設置して、そこで寝泊まりする生活を開始しました。伝えられるところによると、記事作成時点では約100人の学生がこの活動に参加しているそうです。


抗議活動を受けて、ハワード大学のウェイン・フレデリック学長と寮の管理者は、「抗議活動の学生リーダーらと面談して、要求を聞きました」と発表しました。また、大学の広報担当者は声明の中で「私たちは提案された要求について議論し、彼らの懸念に対処するための対話を開始しました。私たちの目標は、学生の懸念に耳を傾けて前進する道を見つけることです。全ての要求をのめるわけではないかもしれませんが、私たちは対話と解決に向けてオープンであり続けます」と述べました。

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