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キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施。物価について言及している回答が多いが、今回はその中でも対称的な2つの投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/6FE3D7NZ
「エンゲル係数となるもの以外の贅沢はしていません」
茨城県の40代後半の男性(メーカー系/正社員)は、世帯年収850万円。コロナ禍以前と現在の生活の違いについて、
「コロナ禍前は年に二度の海外旅行、コロナ禍以降は北海道でウィークリーマンションを借りてからテレワーク」
と綴った。海外旅行を楽しめない代わりに、北海道でワーケーション気分を味わっているようだ。また男性は、家計の状況について次のように語った。
「普段の生活では持ち家、無借金なので、手取りの半分以上は貯蓄に回る。日本は何から何まで安すぎる。見栄消費をしなければ平均年収で問題ないが、このままだと日本自体が衰退するのではないかと不安」
男性が日本の物価の安さに懸念を抱く一方、都内の30代前半の女性(世帯年収1300万円/専門コンサル系/正社員)の投稿は対照的だ。
「北海道の方の記事が(キャリコネニュースに)載っていましたが、正直世帯年収1000万円を超えても都内で生活しているとまったく贅沢できません。東京の物価ナメすぎです」
普段はどのような生活を送っているのだろうか。
「都内で家賃14万円の賃貸マンション暮らし。夫婦共に仕事が多忙のため、外食やテイクアウトが多く、エンゲル係数となるもの以外の贅沢はしていません。家を構えて今後望んでいる子どもに充分な教育を与えようとなると確実に都落ちする必要がある。リモートワーク中心の生活が叶いそうなので、都内での生活は諦め、隣県へ引っ越す予定です」
東京暮らしは決して楽ではないようだ。