[台北 8日 ロイター] – 台湾を訪問しているフランスの上院議員団代表を務めるアラン・リシャール元国防相は8日、記者団に対し、台湾を国と呼ぶべきとの認識を示した。
リシャール氏は前日の台湾の蔡英文総統との会談で、パリにある台湾の代表機関について「あなたの国を代表して非常に良い仕事をしている」と述べていた。
中国外務省はこれに対し、「強烈な非難と断固とした反対」を示した。
リシャール氏は8日、台湾の代表機関をどう呼ぶかは微妙な問題であることを認めつつ、英語で「私の頭にあるのはこの島の名称とこの国が台湾だということだ」と説明。この国にその名称を用いようとすることに大きな問題はないとの認識を示した。
また、フランス語の「国」という言葉は何よりも地理的空間を意味しており、政治的なものではないと付け加えた。