憧れのトゥールビヨン。ドイツのモノづくりから生まれた「WALDHOFF」を使ってみた

GIZMODO

こちらは、メディアジーンコマースチームからの記事です。

ライフハッカー[日本版]からの転載

姉妹サイトmachi-yaにて、9月初旬のスタートからわずか1週間で1300万円を超えるオーダー(執筆時点)を集めた時計ブランド「WALDHOFF(ヴァルドホフ)」の「THE VANGUARD V8」と「THE IMPERIAL」。

機械式腕時計愛好者が夢見る超絶機構「トゥールビヨン」を搭載し、メイド・イン・ジャーマニーのこだわりが随所に詰まった高級腕時計として反響を集めています。

今回は「WALDHOFF」が支持されている秘密を探るべく、サンプルをお借りして使ってみた感想をお届けします。

憧れの超絶機構が手に届く時代に

Photo: Tomohiro Ito

「世界三大複雑機構のひとつ」というだけでも心くすぐられませんか?

40代の筆者が若い頃トゥールビヨンを購入するには数百万円は覚悟が必要なイメージでしたが、設計環境と工作技術の進化によって憧れのムーブメントが手に届く時代になったんです。

今回お借りした2モデルとも、木目が美しいプレミアムコレクターズボックスに収納されていましたよ。

Photo: Tomohiro Ito

お借りした「THE VANGUARD V8(左)」のカラーはロイヤルブルー。「THE IMPERIAL(右)」のカラーリングはブラックダイヤモンド。

今回のキャンペーンでは「THE IMPERIAL」に3種の新作カラー、「THE VANGUARD V8」には1種の新作カラーと日本限定モデルであるBlackが登場しています。

Photo: Tomohiro Ito

竜頭から微妙に伝わるバネの心地よい反発を感じながらゼンマイを巻くと、トゥールビヨンのムーブメントにいよいよ息吹が。

噂どおりの超絶機構が時を刻む様子をハイスピードで撮影してみましたが、その美しさと精巧さに思わず息を呑みます。

「皇帝」の名にふさわしい一本

Photo: Tomohiro Ito

「THE IMPERIAL」を手に取ってみた感覚は、思っていた以上にボリュームがある印象。写真ではイメージしにくかったのですが、裏面はもちろんケースの横面にもサファイアガラスが使用されています。

Photo: Tomohiro Ito

「トゥールビヨン」はフランス語で「渦」という意味ですが、その複雑なメカニズムに加えて「THE IMPERIAL」には象徴的な渦巻き模様のモチーフが見られます。

「皇帝」の名にふさわしいバロック形式の透かし模様を踏襲しているとのこと。

Photo: Tomohiro Ito

奥行き感や立体感も想像以上。光に透かしてみると、各パーツの精度の高さに驚かされます。

Photo: Tomohiro Ito

フォーマルなシーンにフィットするノーブルなデザインだと感じました。

Photo: Tomohiro Ito

裏面も美しいメカニズムを存分に楽しめるサファイアガラス仕様。

カーフベルトはクイックリリース機構がついているので、シーンに合わせて気軽に交換ができるのもうれしい点。

追加のカーフベルト(ブラック/ブルー/ブラウン)はオプションとなっているので、オーダー時に加えておくと楽しみがより増えると思います。

前衛的で高級感あふれるスタイリング

Photo: Tomohiro Ito

レーシングカーのエンジンからインスパイヤされたシャープなデザインの「THE VANGUARD V8」。

7リンクのステンレスブレスレットということもあり、ズッシリとした重みを感じます。

Photo: Tomohiro Ito

ケース厚は「THE IMPERIAL」より若干薄め。耐腐食性に優れたSUS316ステンレスに全体を守られた堅牢なイメージです。

直線を活かしたシルエットとパーツのディテールが、自動車大国ドイツのこだわりを感じさせますね。

Photo: Tomohiro Ito

裏面もサファイアガラス仕様。

メタリックな色合いにブルーとバイオレットのポイントカラーが効き、ずっと見ていられましたよ。

Photo: Tomohiro Ito

バックルは観音開き(両開き)でスムーズに装着/脱着ができました。

Photo: Tomohiro Ito

光に透かしてみると、「The Vanguard V8」は「THE IMPERIAL」以上の抜けを感じるデザインのスタイリング。

耳に当ててみると、トゥールビヨンが奏でる小気味いいカチカチという機械音が響きます。デジタル全盛の今だからこそ、アナログの魅力やステイタスを感じたいものです。

アフターサービスもしっかり

Image: Tridia Inc

ムーブメントが複雑化するほどに心配になるのが万が一の故障時やメンテナンスについてですが、アフターサポートには大手百貨店での時計修理も請け負う共栄産業株式会社が控えているそうなので安心ですね。

およそ5年ごとのオーバーホールを着実に行えば、末長く愛することができる1台になると思います。

Photo: Tomohiro Ito

また、ポイントとして特に気になっていたのが80時間のパワーリザーブ。3日以上というのは大きな魅力です。

試しに金曜の仕事終わりにボックスに収納し、月曜午前に確認をしてみましたが正しい時を刻み続けてくれていました。頼りになる相棒としてビジネスシーンでの日常使いにも大いに活躍してくれそうですね。


「WALDHOFF(ヴァルドホフ)」の「THE VANGUARD V8」と「THE IMPERIAL」は、現在クラウドファンディングサイトmachi-yaにて先行販売キャンペーンを実施中。「THE VANGUARD V8」は156,100円、「THE IMPERIAL」は200,900円(いずれも送料・税込)からオーダーいただけました。

売り切れのリターンも出ていますので気になる方はお早めに。詳細は以下のリンクからチェックしてみてください。

Source: machi-ya