シトロエンが描く未来。球形タイヤのEVプラットフォームが自由な発想の車体を乗せて街を走る

GIZMODO

クルマではなく機能的な部屋が走る感じ。

フランスの自動車メーカーCitroën(シトロエン)が、広告代理店JCドゥコーおよびアコーホテルズとパートナーシップを結び、自律運転プラットフォームが多種多様なボディーを上に乗せる未来の都市型移動のカタチを打ち出しました。

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Video: Citroën / YouTube

移動時間をムダにしない

プロジェクト名は「Urban Collëctif」と呼ばれ、乗員が車内でそれぞれのQOLを高めることが可能です。

たとえば筋トレマシンを乗せて鍛えながら移動したり、街中を観光したり、優雅な待合室みたいな車内でゆったりしたり、はたまた移動販売カーにしたり、盆栽とベンチや配達用にロッカーを乗せて走ったりと、ホントに自由な発想で何でもアリなのです。

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Video: Citroën/YouTube

ボート漕ぎ運動はスケートの充電にも役立つそうな。

スケートとポッド

プラットフォームは「スケート」と呼ばれ、車輪はグッドイヤーが作る球体タイヤ「Eagle 360 wheels」で全方向に移動できます。加えて油圧式クッションを採用することで、地面の揺れがほとんど伝わらず、最高時速25km/hで走ります。

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Image: CITROËN

上に乗る「ポッド」は、現段階でアコーの最上級ブランド「Sofitel En Voyage」、フィットネスジムの「Pullman Power Fitness」、「JCDecaux City Provider」が考えたコンセプト・ポッドがあり、フィットネスジムだったりホテルのロビーのようなデザインになっています。

ポッドはオープンソースで誰でも作れる

都市型移動用の多目的コンパクトEVはいくつも考案されていますが、ここまで自由なのは珍しいかと思います。それぞれの企業が顧客のニーズに合わせたポッドを作れば、モバイルでサービスを享受できますね。

移動式の映画館や漫画喫茶、仕事部屋や昼寝用ベッドくらいならすぐ思い付きますが、皆さんならどんな「部屋」に乗って移動したいでしょうか?

Source: YouTube (1, 2), Twitter via CITROËN via YANKO DESIGN, NEW ATLAS, INTERESTING ENGINEERING

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