懐かしのおもちゃ「マジック魔法刀」の廃番が伝えられ、インターネット上でかつての愛用者から惜しむ声が相次いでいる。
メーカーは取材に、苦渋の決断の背景を語った。
ふじいあきら氏「子どもたちのマジックへの入り口でしたね」
景品卸の堀商店(名古屋市)は2021年9月21日、ツイッターで「残念なお知らせをしなければなりません」と切り出し、「わんぱくキッズ達を楽しませてくれた『マジック魔法刀』が廃盤商品となってしまいました」(原文ママ)と伝えた。
マジック魔法刀はナイフを模したプラスチック玩具で、”刃先”に力を加えると引っ込む構造になっている。いわゆるジョークトイだ。
堀商店によれば、玩具業界の安全基準(ST基準)を満たした商品で、「ナイフの形してるから一見危なそうに見えるのにちゃんとSTまで取得してさ。子ども達の安全を考えたおもちゃだったって事、私は誇りに思うよ」とメーカーを称えている。
投稿は22日現在で約1万リツイート(拡散)され、「子どもの頃よく遊びました」「祭りのクジ引きの景品だったりしたなぁ」と懐かしむ声や、「昭和がどんどんなくなっていく」「駄菓子屋さんからまた一つオモチャが消える」「舞台の大事な場面で小道具に使わせて頂いたこともある…寂しい…」と惜しむ声であふれている。
マジシャンのふじいあきら氏も「子どもたちのマジックへの入り口でしたね」とツイッターで回顧した。