「一度はショベルカーを運転してみたい!」という願望や、「実機を用意せずに運転訓練を実施したい」といった要望などをかなえてくれるのが、ショベルカー運転シミュレーター「重機でGo」です。「重機でGo」は実際に重機を使って活躍する建設会社の声から生まれたシミュレーターで、リアルな操作感を体験できるとのこと。ショベルカーを運転してみたいと常々思っていたので、実際にスマートフォンやVRで「重機でGo」を遊んでショベルカーの運転を存分に体験してみました。
重機でGoとは – 重機でGo公式サイト
https://www.juki-de-go.com/
◆iOS版をプレイしてみた
「重機でGo」にはスマートフォン版とVR版が存在し、スマートフォン版はiOSとAndroidに対応しています。また、それぞれに無料版と有料版が存在しています。今回はiOS版の無料版をプレイするべく、App Storeで「重機でGo -ショベルカーLITE-」を検索して「入手」をタップしました。
次に、「インストール」をタップ。
インストールが完了したら「開く」をタップして「重機でGo」を起動します。
「重機でGo」のトップ画面はこんな感じ。ショベルカーの運転方法をまったく知らないので、まずは運転方法を習得するべく「チュートリアル」をタップします。
チュートリアルが始まると、まず「JIS方式」と「コマツ方式」の2種類のコントロールパターンから1つを選ぶように求められます。
JIS方式(左)とコマツ方式(右)では、アームの曲げ伸ばしと左右への旋回の操作方法が異なります。今回は「JIS方式の方が左右へのレバー操作と旋回方向が一致しているから分かりやすそう」と考え、JIS方式を選択しました。
チュートリアルでは、選択したコントロールパターンでの操作方法を実際にショベルカーを運転しながら学ぶことができます。
チュートリアルで操作方法を習得したので、今度はトレーニングに挑戦するべく「スタート」をタップ。
まずは、「土を掘ってトラックに積む」「岩を指定の位置へ運ぶ」の2つの作業を体験できる「ショベルカー基本操作1」に挑戦してみます。「確認」をタップすればトレーニングが始まります。
トレーニングでは、画面内で指示される作業を、ショベルカーを運転してこなしていきます。「土を掘る」という基本的な作業でも、「バケットの角度調整をミスして、車体が浮き上がってしまう」「トラックに土を積む際に、トラックと接触してしまう」といった事態が発生し、ショベルカーの運転の難しさを実感できます。実際のトレーニングの様子は、以下のムービーで確認できます。
ショベルカー運転シミュレーター「重機でGo」のスマホ版で遊んでみた – YouTube
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トレーニングが完了すると、完了までにかかった時間や、トラックなどの障害物に接触した回数、転倒回数が表示されます。
「重機でGo」の無料版では、2種類のトレーニングに挑戦できます。「ショベルカー基本操作2」の内容は「バケットにドラム缶をつり下げて、ドラム缶が接触しないようにポールとポールの間を通す」というもの。
実際にプレイしてみたところ、ドラム缶クローラーやアームの角度を調節しつつ、車体を移動させる必要があり、複数の操作を慎重に行う必要がありました。
今回はポールに20回も接触してしまうという結果に終わりました。しかし、「重機でGo」では無料版でもトレーニングを何度でも実行できるので、何度も挑戦することでショベルカーの操作が上達しそうです。
◆VR版をプレイしてみた
「重機でGo」にはVR版も存在しており、「Oculus Go」「Oculus Quest」「Oculus Quest 2」でショベルカーの運転を体験できます。今回はOculus Quest 2で「重機でGo」の無料版をプレイしてみます。
まずは、VR版の紹介ページで「無料版はこちら」をクリックして配布ページへ移動します。
配布ページでは、「重機でGo」が開発版である旨が表示されるので「OK」をクリック。
後は、FacebookアカウントやOculusアカウントでサインインした状態で「無料」をクリックすれば、それぞれのVRゴーグルで遊ぶことができます。
VR版でもスマートフォン版と同じトレーニングに挑戦できます。VR版ではスマートフォン版と比べてショベルカーと周囲の距離感やバケットと土や岩などの距離感が非常に分かりやすく、本物のショベルカーを運転しているような気分を味わえます。また、「旋回する際に移動先を目視で確認する」「トラックに土を積む際に車体とトラックの位置関係を確認する」といった実際の運転に近いリアルな体験もできます。
「重機でGo」のVR版でショベルカーを運転してみた – YouTube
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◆まとめ
実際に「重機でGo」で遊んでみたところ、2種類のコントロールパターンを選べたり、操作方法を習得できるように考えられたトレーニングプランに挑戦できたりと、ショベルカーの操作をリアルに体験できるシミュレーターでした。さらに、VR版では周囲を見渡したり距離を目視で確認したりできるので、非常にリアルなショベルカー運転体験が楽しめました。
「重機でGo」には、今回プレイした無料版以外にも操作訓練が7種、事故事例が9種体験できる有料版が存在し、記事作成時点ではiOS版が120円、Android版が100円で入手できます。
また、VR版にも操作訓練が7種、事故事例が9種、危険予知訓練が3種体験できる有料版が用意されており、記事作成時点では90円で入手することができます。
また、公式サイトには「他の重機も鋭意製作中!」と記されており、今後もさまざまな重機の運転を体験できそうです。
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