とてもスピーカーには見えない“陶器”スピーカー「POTTS(ポッツ)」

GIZMODO

えっ、これ音出るの…?

スピーカーと聞いて思い浮かぶのは、黒くて、サランネットと呼ばれる細かなネットで正面が覆われていて、大きいもの。一目で「これはスピーカー」とわかるものが多いですよね。

今回ご紹介する「POTTS(ポッツ)」は、そんな概念を覆す! インテリアになる“陶器”のスピーカーなんです!

陶芸家×音響システムメーカーが作ったスピーカー

POTTSは丹波立杭焼の陶芸家である大上磯松氏と、音響システムメーカーであるジャトー株式会社が共同開発。丹波立杭焼で作られたエンクロージャーは独特の響きを持ち、尖りのないやさしい音が特徴です。また、360°に音が広がるよう設計されており、部屋のどこにいても同じように音楽を楽しめます。入力端子はネジ式(バナナプラグ対応)。

カラーバリエーションは7種類。 立杭焼で使用する土と相性のよい釉薬を厳選し、日本の伝統色に近い色をイメージして名づけられています。

丹波立杭焼って?

丹波立杭焼は、日本六古窯の一つとして日本遺産に認定されている、歴史のある焼き物です。発祥は平安時代末期から鎌倉時代の初めともいわれています。

実用的な皿・鉢・徳利・マグカップなど、主に生活用器が作られていますが、観賞用としても広く知られており、近年は「POTTS」のような斬新な作品も制作されているそう。

価格は14万3000円(税込)と、決して安い買い物ではないですが、部屋に一つあったらきっと愛着がわくであろう陶器のスピーカー。来客時、「えっ、これスピーカーなの?」と多くの人に驚いてもらえそうです。

Source: ジャトー株式会社