コストコに足繫く通い、しょっちゅう同店の総菜を食べている私、P.K.サンジュンから言わせると、実はコストコの総菜は意外とシンプルな味付けが多い。ダイナミックなイメージとは裏腹に「ペンネ」も「まぜそば」も「ロティサリーチキン」もどちらかというと薄味だ。
だがしかし、それはあくまで総菜に限ったこと。これが「スイーツ」になってくると話は大きく変わってくる。特に最近発売開始となった『アップルパイ・ホームメイドスタイル』は、過去最大級の凶悪スイーツと申し上げて差し支えあるまい。
・多くの人だかり
ご承知の通り、コストコはアメリカ発祥の大型会員制スーパーである。日用品や電化製品、はたまた衣類まで見所は多いが、やはり1番人気は「食料品コーナー」であろう。
中でもコストコの店内で調理された「スイーツ」「パン」「総菜」あたりは毎回人だかりが出来ており、1度買い逃すと戻っての買い直しは至難の業。そしてつい最近出かけたコストコで、かなり多くの人を集めていたのが『アップルパイ・ホームメイドスタイル』である。
このアップルパイ、重さは約2kg、総カロリーはおよそ4760kcalという文句なしのカロリー爆弾。であるにもかかわらず、 表示価格は1498円だから「さすがコストコ価格!」といったところだろうか。実際にメッチャ売れていた。
私はアップルパイが大好物だ。あくまで持論であるが「世の中にマズいアップルパイは存在しない」とさえ考えている。「こんなに大きくて安いなんてコストコ最高や!」と歓喜しながらアップルパイを購入した。
……のだが。
結論から申し上げてしまおう。これまで幾度となくアップルパイを口にしてきたが、こんなに甘いアップルパイは食ったことがねえ! 甘い、甘い、とにかく甘い!! 1周まわって2口目は甘さを感じないくらい激烈に甘いッ!!
・衝撃的な甘さ
ザクザクのクッキー生地や、かなり強めに効いてるシナモンなどこの際どうでもいいだろう。まして「大きすぎてカットしづらい」なんてことは、些細な話である。ただただ無情なほど、ただただ果てしなく、ノドを焼き尽くさんばかりに甘いのだ。
当然、リンゴが持つ酸味などはほのかに感じられる……が、それも一瞬の出来事で、全ては凶悪なまでの甘さにかき消されてしまう。どれだけ砂糖を投入したら、ここまでアップルパイが甘くなるというのだろうか?
というか、これが「ホームメイドスタイル」とは、アメリカのお宅は何のつもりなのか? もちろん「ホームメイドスタイル」とコストコが勝手に言っているだけの可能性もゼロではない。が、私としては「やっぱりアメリカとんでもねえ」と強く思い知らされた次第だ。
いずれにせよ、コストコの『アップルパイ・ホームメイドスタイル』がとんでもない甘さであることだけは確かだから、ご購入を検討されている方はぜひ覚えておこう。ウマい、マズいではない……とにかく甘いんだ。
オススメ度(☆5中): ☆☆(この甘さに耐えられる日本人が何人いるのか?)
また買う度(☆5中): ☆☆(ボリューム的にコスパはいいけれど)
オススメシチュエーション: 唯一無二のアップルパイであることは間違いない。1度は食べて欲しい。