大丸松坂屋カードをかたるフィッシング、件名「ご利用のお知らせ【大丸松坂屋カード】」に注意 偽サイトに誘導してカード情報などを詐取

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 大丸松坂屋カードをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは8月3日9時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 確認されているフィッシングメールの件名は「ご利用のお知らせ【大丸松坂屋カード】」「重要なお知らせ」「【大丸松坂屋カード】お取引のご確認」。メールの本文は以下のような内容になっており、本人確認のためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。

ご利用内容について、万が一身に覚えのない場合には、ご自身でカードのご利用を一時的に制限することが可能な「あんしん利用制限サービス」をご用意しております。以下URLよりご設定ください。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先は大丸松坂屋カードの会員向けログインページを装ったウェブサイトで、メールアドレスとパスワードの入力が求められる。入力後はさらに、会員番号(カード番号)、会員番号の下4桁、カード有効期限、生年月日、電話番号、登録口座番号の下4桁、カード暗証番号、セキュリティコードの入力画面が表示される。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

    https://jfr-card.co.jp.●●●●.com/
    https://jfr-card.●●●●.com/
    https://jfr-card.●●●●.vip/
    https://www.jfr-card.co.jp.●●●●.com/

 同協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。

 大丸松坂屋カードでは、「ご利用のお知らせ」などの件名のメールは自社が配信したメールではないとして、不審なメール開封しないよう呼び掛けている。また、万が一、誘導先のフィッシングサイトでカード番号などを入力してしまった場合は、同社の紛失・盗難デスクに連絡するよう呼び掛けている。

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