海外アニメファンサイトがメタバース上の秋葉原で「文化祭」。DNP・AKIBA観光協議会が「MyAnimeList」と協業 

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 大日本印刷株式会社(DNP)と合同会社AKIBA観光協議会は、米国の日本産アニメ・マンガファン向けコミュニティ&データベースサイト「MyAnimeList(MAL)」を運営する株式会社MyAnimeListと協業を開始。第1弾として、9月17日にメタバース空間に秋葉原の街を再現した「バーチャル秋葉原」内で、世界のアニメファンが集まるイベントを実施する。

 DNPとAKIBA観光協議会は、秋葉原エリアの「XRまちづくり」を推進しており、これまで「バーチャル秋葉原」「神田明神CG空間」を手がけてきた。

 MALは、日本のアニメやマンガに関する情報を集約した海外ファン向けのコミュニティサイト。米国人のアニメファンが立ち上げ、現在はメディアドゥ傘下。2021年1月時点で、月間訪問者数は1800万人超。世界240の国と地域のユーザーが利用しているという。

 今回は、バーチャル秋葉原で「MAL Bunkasai(文化祭)」というイベントを実施する。期間は9月17日16時~19日16時(日本時間)で、MALが運営・開催。ユーザーは、バーチャル秋葉原の中で行動し、カプセルトイやアスレチックなど、バーチャルなアクティビティやコンテンツが楽しめる。「アニメのお祭りのように、参加者の趣味や特技を披露し、参加者同士の新しい友情を生み出すこと」を目指しているという。

 DNPとAKIBA観光協議会は、コロナ禍以降、海外のアニメファンが秋葉原に訪問しづらい状況が続いている中で「世界中のアニメファンが、日本のアニメの聖地・秋葉原をバーチャルに訪れ、さまざまなアニメ作品やゲーム等を通じて交流する場を創出します」としている。

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MAL Bunkasaiプロモーション動画

英語表記での案内など、バーチャル秋葉原のユーザーインターフェースもグローバル化

MAL Bunkasaiのイメージ

 両社は、今後もグローバルに「バーチャル秋葉原」の認知を拡げ、世界中のアニメファンが集まり交流する場を創出していくほか、国内のIP(知的財産)ホルダーや地域の事業者などとともに、国内・世界のアニメファンに向けたビジネスを展開していくという。

MALとの協業による事業展開のイメージ

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