感染者のみ強調する尾身氏に苦言 – 深谷隆司

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 7月31日のコロナ国内感染者が1万2342人と過去最多となった。都内は4058人、大阪や神奈川、埼玉でも1000人を超えている。7月の4度目の緊急事態宣言は8月31日まで延長されたが、その効果は一向に見られない。

 一体何故なのか、尾身氏はじめ多くの専門家やらに聞きたい。彼らはどう減らすかを科学的に研究するのではなく、感染者や病院のひっ迫状況のひどさを強調するだけなのだ。マスコミも連日の報道でただ国民を恐怖に陥れるだけではないか。

 こうした時、一番大事なのは政治家の取り組み方だ。少数派からの非難を恐れるあまり、ただ規制の強化に走る、このやり方が元気な人たちから、職業や行動の自由を奪ってはいないか。

 確かに20代30代の若者が感染者全体の7割を超えている。しかし、コロナによる死者数はヨーロッパの主要国に比べて極めて少なく、決して深刻ではないのだ。

 又、高齢者の感染者数が非常に少ないが、これは明らかにワクチンのお陰で、私ら夫婦も2度のワクチン接種で大丈夫な筈だ。

 問題は1日も早く若い世代にもワクチンを接種してもらうことで、この促進の為に政治家がいかに働くかが問われているのではないか。

 困ったことに熱中症の発症による救急搬送が去年同時期の2倍超という。泣きっ面に蜂だが、熱中症こそ自分の注意で防げる。日中の外出を控え、暑さを避けて過ごす、水分をとる、人込みに出ないなどコロナ対策にもなるのだから、各人が自分の身は自分で守ることに徹しなければならない。

 幸いにも五輪のメダルが史上最多となって、無関心を装っていた国民も盛り上がっているようだ。

 地の利だと簡単に言う人がいるが、アスリートたちの努力は想像を絶するものがある。勝者も敗者もそれぞれに自分の苦難の歴史を持っていて、その歩みをたどると思わず感涙する。

 その感動こそが大事で、特に若者に夢と勇気を与えてくれる。

 政府は選手強化の為に、近年かなりの予算を組んできた。

 五輪招致前の平成25年度は約30億円だったのが、その後は100億円を超えている。そのような配慮を五輪が終わっても続けなければならない。

 五輪の後半もまたしっかりテレビを通じ応援したい。それにつけても、もし五輪が無かったらどうなっていたろうかと思う。おそらくコロナの急増に国全体がしょぼくれていたのではないだろうか。

 無観客への批判や、コロナの威力に圧倒された寂しいオリンピックと言う人もいるが、開催して本当に良かったと私は強く思っている。

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