もう五輪ムードに浸るのは無理 – 早川忠孝

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実に危うい、と言うしかない。

まだ日本全体に緊急事態宣言を発出するほどではなさそうだが、現在の特措法の枠組みではなかなか対処し難い事態にまでなってきているようだ。

やはり臨時国会の召集は、必須である。

従来の緊急事態宣言程度で対処し得る時期は過ぎてしまったのではないか。

オリンピック報道でそれなりに高揚したムードが明日発出される緊急事態宣言の対象府県の拡大で一気に冷水を浴びることになる。

緊急事態宣言の上を行くパンデミック非常事態宣言が必要になるのではないか。

臨時国会を召集すれば菅内閣が持たなくなるのは必至だろうが、この新たな事態を国会議員の皆さんがただ傍観しているわけにはいかないはずだ。

今後の事態推移如何では、オリンピックの中断なり延期も視野に入れなければならなくなる。

もはや一内閣だけで判断できるような状況ではなさそうだ。

国権の最高機関は、やはり国会である。
今こそ国会が動くべき時だろう。

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