器の模様が透けて見えるくらい透明な氷が作れます。
テレビ(ガイアの夜明け)を見ていたら、透明な氷を作る装置を紹介していた。なんでも、一方向(上)からゆっくり凍らせることで水に溶けている空気や不純物を含まない透明な氷を作れるのだという。
なるほど、天然の氷と同じ原理っぽい。池や湖の氷も水面からゆっくり凍ることで透明になるのらしい。
あれ?そういえば横からの冷却を遮断できる道具を持ってたなと思って、透明な氷を作ってみることしました。
1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー)
みんな大好き、真空断熱
真空断熱、みんな大好きですよね。僕は大好きすぎて何度も記事にしています。
サーモスとのステマを疑われるレベルで書いてるけど、まったく無関係で、僕が勝手に買って勝手に好きになって勝手に書いているだけです。ストーカーみたいなもんです。
一方向から凍る原理
上からゆっくり凍らせれば透明な氷になるのなら、横や底からの熱(冷気)を遮断できる真空断熱タンブラーはうってつけでしょう。
やっていきましょう
真空断熱タンブラーに水を入れて冷凍庫に入れるだけなので難しいことはありません。
このまま5,6時間。氷を取りだす時は、金属のボールの中に逆さにしておいておけばそのうち落ちてきます。
氷が落ちると、ゴボーとかゴトンとか音が鳴ります。
出来た氷はこんな感じ。
この時は、凍ったときの膨張圧力で真空断熱タンブラーが壊れたら嫌だなと思って5時間程度でやめておきました。でも後日、うっかり24時間凍らせてしまいました。
24時間凍らせた結果
タンブラーが壊れてたら嫌だなぁと思いながら、上に書いたように周りを溶かして取り出すと、
白い部分は包丁などで削り取れます(怪我に注意)。
真空断熱タンブラーはどうなったか?壊れてないか?
1回の凍結では壊れた様子はありませんでした。が、圧力が掛かるのはあまりよろしくないと思うので、実践する場合は自己責任で。説明書には水を入れて氷を作るなと書いてないけども。
長いのを作ってみる
背が低めのタンブラーではなく、ちょっと背が高めの真空断熱タンブラーでも試してみました。これも下まで凍らせるのに24時間程度掛かりました。
結果。
低めのタンブラーより白い部分が多い氷が出来てしまいました。取り出すのも時間がかかるので、ちょっと効率が悪いかも知れません。
底まで凍らせても白い氷が多く出来るだけなので、12時間程度でやめておくのがよいでしょう。その方がタンブラーの負担も少なくなります。
背が高めのタンブラーは凍るのに時間がかかるし冷凍庫で邪魔なので、低めのタンブラーが使いやすいと思います。
かき氷を作りましょう
こうして作った透明氷が溜まってきました。透明な氷で作ると美味しいって噂があるので、かき氷を作ります。
これを電動かき氷機でウイーンと削ります。
ふわふわのかき氷が出来ました。
『味』を乗せていきますが、僕にかき氷を上手く盛り付けるセンスは無かったみたいです。
冷たくて甘くて美味しいという、自明の感想しか出てきませんが、いつもの氷で作ったかき氷より美味しい気がします。
気のせいかもしんないけど、キメが細かい感じがします。でも気のせいかな。
氷に匂いが無いのも透明氷のいいところですね。純粋にかき氷の味を楽しめました。
作ろう、透明氷
真空断熱タンブラーで作った氷はおどろくほど透明で、最初に作った時は笑いました。今までずっと家にあった道具でこんな簡単に作れたのか!と。なぜ今まで気づかなかったんだろう。
ウイスキーロックを飲む時に使うのも良さそうだし、かき氷に使うのもいいし、透明な氷はなんだかテンションが上ります。特に意味なく作って冷凍庫に貯めるのもいいでしょう。
透明な氷作りは楽しいので、真空断熱タンブラーが壊れない程度に作ってみるといいと思います。