ジャパネットが青春も見守っている~長崎県佐世保市・山本千尋さん地元案内

デイリーポータルZ

ストリートビューを見ながら地元の人しか知らないささいな話を聞くシリーズ。今回は山本千尋さんに長崎県佐世保市を案内してもらいます。

案内してもらった動画の文字起こしです。もとの動画はこちら。

ライター山本千尋さんの地元、長崎県佐世保市をストリートビューを利用して紹介してもらいます。

佐世保市周辺を案内してもらいます

林:山本さんは佐世保に住んでいて
西垣:長崎は平坂さんに続き2回目だけど…
林:あとで地図を見せてもらいますが、長崎市と佐世保って遠いんですよね
西垣:そうなんですね
林:土地勘がないと、東京横浜くらいかなとか思うんですけど、結構離れてます
西垣:山本さんとの出会いはなんなんですか
林:投稿コーナーに佐世保の話を書いてくれまして、アマチュアらしからぬインタビューもので、きちんとした記事を書いてくれる人です
西垣:なるほど
林:デイリーに取材できる人が圧倒的に少ないので…。気づいてました?西垣さん
西垣:いえ、ベールに包まれてましたよね
林:少ないんですよ。ふつうにアポとって取材してテープ起こしして原稿まとめることができるのは5人くらいなんですよね
西垣:そうなんですね
林:そういう基本動作ができる人がほしいなと思って入ってもらいました。山本さん呼びましょうか

山本:ご紹介にあずかりました山本です。スタートはざっくりと「させほ四カ町」と書いてある場所ですね。
西垣:「させほ」なんですね
山本:どちらでも。昔の名残みたいなんですけど、濁って「させぼ」になったと諸説あります

林:「させほ四カ町」とgoogleには書いてあるけど、写真画像は「させぼ」って書いてありますね
林:あと、長崎市と佐世保はどのくらい離れてますか?
山本:そうですね。1時間半くらいかかります
林:めちゃくちゃ遠いですね

無人駅の日宇駅

山本:最寄りの駅は日宇駅です。無人駅です
林:ストリートビューありますか?
山本:ここが一番最寄りといえば最寄りなんですけど

林:ええ
山本:家からは歩いて30分以上かかると思います
林:あんまり使ってない感じですかね
山本:もう全然使ってないです
林:車社会ですかね
山本:車社会、バス社会ですね
林:ジャパネットたかたってここにあるんだ
山本:最寄り日宇駅なんですよ

(日宇駅は使ってないので最寄りのバス停に移動)

山本:頭打って、この病院に一回運ばれたことがあるんですよ

西垣:これ病院ですか?
山本:めちゃくちゃ怖かったんですよ
林:怖いって病院がこわい?見た目からこわいですね
山本:病院が怖かったんですよ。床が何故か赤のビロードで、すごく細い看護師さんとおじいさんの医師がいました
林:今、夢の話きいてるわけじゃないですよね
山本:夢みたいなはなしですよね

おしぼり専門店でにおいをかぐのが恒例

山本:あと、ここおしぼり専門店なんですけど
西垣:へぇ~
山本:普段窓を開けて、おしぼりの除菌をやってるんですよ
林:ええ
山本:窓をのぞいておしぼりの匂いをかぐというのが小学生の間ではやってました
林:わかるわ。そういうどうでもいい感じ
山本:とくに熱気もあったんでエキサイティングな場所でした
林:このあたりは山あいの景色ですね。山が近いし、通学路だったんですか?
山本:じゃあ私の通学路を紹介します。ここは通ってなくて…。ここのアパートなんですけど
林:漫画みたいにアパートの名前書いてありましたね
山本:で、学校がここです
林:ん?
山本:ここが正門です
林:めちゃくちゃ近いじゃないですか

西垣:通学路がほぼないんですね
山本:ストリートビューのぐるり回転ですぐ家が見えるという
林:こんなに近いと話すことがないんですよね。南国ですね、生えてる木が
山本:これ、学校あるあるなのかなと思ってたんですけど、そうでもないんですね
林:それはちょっと違いますね
山本:こういう木生えてがちだなと思ってたんですけど、違いますかね
林:あるあるじゃないですね。関東ではあまり見ないかな

引っ越しした家周辺へ

林:もみじが丘が山を切り崩して新しくできた住宅街ですか
山本:そうです。この県営住宅ゾーンとこの辺りの戸建てゾーンで分かれています
林:デイリーライターが生まれた典型的な景色ですね

山本:生鮮市場「まるたか」
西垣:地元のスーパーですか?
林:みんなまるたか行くんですか?
山本:みんなまるたか行きますよ。バイトもまるたかから、っていう人もいたんじゃないかな
西垣:スタートこっからなんだ
林:天気がよくていいところですね
西垣:自転車で下ると気持ちよさそう

ジャパネットが青春も見守っている

山本:通学路をずんずん行きまして
林:ここは古い町並みですね
山本:コンビニできる前はここの吉村商店でアイスとか買ってました
林:なるほど
山本:同級生の男の子と初めて二人で帰るというイベントが起きまして
西垣:おう!
山本:一袋に2本棒がついてるアイス今はないですかね…
林:割るやつですか?
山本:あれを割って二人でわけて食べるという…。そういうこともしてましたね
西垣:いいですね。ばっちりこの景色に合いますね
山本:ジャパネットも見えますし

林:いろんなところからジャパネット見えるんですね。景色はアニメのワンシーンのようなのに。
西垣:ジャパネットは地元で愛されてる感じなんですか?
山本:愛されてますよ。子供のころはみんな歌うたってましたよ。休み時間にどこかしらのクラスから聞こえるんですよ

(山本さんがジャパネットの歌を歌いだす)
 
西垣:今でも歌えるんだ
林:やっぱりすごいですねジャパネット

久保ミツロウさんの母校と同じ高校

山本:高校に到着しました
林:後輩がいっぱいいますね
山本:佐世保南高校ですね
西垣:確かにまたソテツみたいなのがありますね
山本:あ、そうですよね!やっぱりあるあるかも。漫画家の久保ミツロウさんの母校です
西垣:へー

山本:演劇部に所属してたんですが、久保さんも演劇部で。なんかの番組で久保さんが母校を訪ねて演劇部の部室にお邪魔するっていう企画で、部室がテレビに映って。私の肖像画を彫刻にしたのがテレビに映ったんですよ。で、その像を後日取りにいったんですよ
林:間接的にテレビに映ったんですね。で、像を取りにいった?
山本:事前に怪しいものじゃないですと学校に連絡して
林:いま学校は入るのめちゃくちゃ警戒されますからね
山本:めちゃくちゃ警戒されましたね。で、本当は身分証明書を持っていかないといけなかったんですけど、あまりにも木彫りの像と実際の顔が一致してたんで、ご本人様ですね。って感じになりました
西垣:あー、なるほど
林:どうみても本人きたぞ、ってなったんでしょうね
山本:進学校なので指導がとにかく厳しくて。勉強以外の遊びだったり、もちろんコンビニでの買い食いも原則的にNGで。
西垣:へえー
山本:体育祭のあととかテンション上がってるじゃないですか
西垣:はいはい
山本:コンビニでなんか買おうって流れになるですけど、その日だけ体育教師がコンビニの中で生徒を見張ってて。
林:お前がいってんじゃないか!ってなりませんかね。あと、コンビニの人にとっても営業妨害じゃないですかね。

語尾を変える店員がいるコンビニ

山本:そのコンビニ、店員さんも優しい方ばかりだったんですよ。
山本:ちょいちょい語尾を変える日があってですね…
林:どういうことですか
山本:語尾を「ごじゃる」とか
西垣:え?店員さんが?
山本:「いらっしゃいませでごじゃる~」とか…
西垣:どういうこと?
山本:高校生のお客さんが多かったので、遊びごころを入れてみようかな、っていう感じじゃないですかね。
林:へ~
山本:店長さんがそういう感じだったんですかね。全員やってました
西垣:どういうキャンペーンなんですかね
山本:ありがとうだポン、みたいな
西垣:で、ポンで返すんですか?
山本:1回だけ返したことあります。1回やったらもういいかなという感じです
林:そのコンビニは今ないんですね?
山本:2年前くらいに惜しまれつつ閉店しました
林:惜しい気持ちはわかりますね
山本:はい…
林:でもその店なくなっちゃうのもわかりますね
西垣:語尾を変えるキャンペーンをねぇ
林:あ、新しいセブンができちゃったから閉店しちゃったんですかね
山本:セブンは強いですね
林:語尾で工夫するのでは勝てなかったですかね
山本:ごじゃるじゃ勝てなかったですね
林:うちは商品力がないから、ごじゃるで行くぞ!っていいですよね

(過去の写真ををみる)

山本:これがそのローソンですね。

目白の餌、丸天、九十九島せんぺい

山本:ここは父親とタイミングが合うときに車で送ってもらうときに通ったに道です
西垣:はいはい
山本:「目白の餌あります」という看板があって、ちょいちょいいろんな店で見られるんですよ
林:え?佐世保で?
山本:ここ製麺所なんですけど…。関東では見ないですか?
林:ないですね。記事1本かけそうですよね
山本:え!?そうですかね…

山本:ここ魚屋さんなんですけど
西垣:わ、すごい
山本:父が送ってくれるとき、いつもここで停まって…。あ、「丸天」って通じますか
林:九州の天ぷらですよね
西垣:すり身のやつですか?
山本:そうです。丸天を買って、私を学校前で降ろして帰るというルートでした
林:絶対ここうまい店ですよね
山本:気に入ってたみたいです。看板出してないですね

山本:佐世保の九十九島せんぺいっていうのがあって。メレンゲを焼いた甘い、洋菓子と和菓子が半々みたいなお菓子です
西垣:九十九島という島があるんですか
山本:小さい島がいっぱい集まってて、99にしちゃおうか、みたいな感じで99あるわけじゃないんですよ
林:佐世保から平戸の細かい島をいうんですかね
山本:208あるんですよね
西垣:99よりも多くあるんですね

防空壕を生活に活用する

山本:こっからちょっとした山なんですよね。ここに穴があって…
西垣:これなんですか
山本:これは防空壕のあとです
西垣:入れる感じなってるんですね
山本:駐車場とかに使ってます
西垣:防空壕を…
山本:はい、こんな感じで
林:ピッタリはまってますね
西垣:見ると迫力あるな
林:防空壕だったと思うとね…
山本:あとは、ちょっと扉と屋根つけてみたり
林:防空壕こんな風にしちゃうんだ

林:ここ何おいてあるんだろ
山本:倉庫とか物置にしてるだろうかと…

(中学校に到着)

林:(桜が満開なので)すごいいいタイミングで写真撮ってますね
山本:そうですね
林:ここ景色よさそうですね
山本:ニトリがありますね
林:ってことはジャパネットも見えますか?
山本:今探してました…。あ、ありました。

西垣:でけー
林:ジャパネットでかいですね
西垣:ニトリのでかさと比べ物にならないくらいでかいですね
山本:そうですね

実際の様子は動画「どこにいてもジャパネットたかた、がそびえる街~地元観光案内・長崎県佐世保市 〜【ライター・山本千尋】」で確認してください。

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元になった動画はこちら

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