iOS版「カスペルスキー インターネットセキュリティ」発売、フィッシング対策やアカウントの不正流出チェックに対応 無料版でもVPN接続が利用可能

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 株式会社カスペルスキーは7月6日、iOS版のセキュリティアプリ「カスペルスキー インターネット セキュリティ for iOS」の販売を開始した。iOS 12以上に対応。App Storeから無料でダウンロードでき、年間2200円(1台あたり)のライセンスを購入することで全機能を利用できる。

 無料版で利用できる機能は、フリーWi-Fiスポットなどへの接続時に安全性をチェックし、安全性が低いと判断した場合にVPN接続へ自動で切り替えたり、VPN接続への切り替え確認の通知を表示する「Wi-Fi安全性診断」のほか、iOSを改変してApp Store以外からアプリのインストールを可能にするなどして、危険な状態にしてしまう「ジェイルブレイク(脱獄)」を検知して通知する機能を備える。なお、VPN接続時のトラフィック上限は1日あたり300MBまで。

 有料版では、これらの機能に加えて「危険サイト対策」「アカウントの不正流出チェック」の2つの機能も利用可能となる。

 危険サイト対策機能は、SafariやChromeなどのウェブブラウザーアプリで危険なウェブサイトにアクセスしようとした際に警告を表示する。これにより、フィッシングサイトや、偽ブランド品販売サイトにアクセスしてしまうことを防止できるとしている。

 アカウントの不正流出チェック機能は、ウェブサービスのID(メールアドレス)をあらかじめ登録しておくことで、アカウント情報が流出していないかどうかを自動で確認し、流出した可能性がある場合は通知する。その際、流出したとみられるウェブサイトの一覧や、被害が発生した可能性のある日付などの情報を表示する。これにより、流出した可能性があるアカウントのパスワードを変更するなどの対策を取りやすくなる。

危険サイト対策機能の画面

アカウントの不正流出チェック機能の画面

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