DaiGoの炎上 厚労省がSNSで反応? – BLOGOS しらべる部

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メンタリストのDaiGo氏(34)がYouTubeでホームレスの人や生活保護を受けている人を差別する発言を含んだ動画を公開した問題に関連して、厚生労働省が13日午後にTwitterの公式アカウントで発信したメッセージが注目を集めている。

「【生活保護を申請したい方へ】」と題して受給を国民の権利と改めて紹介する内容で、「タイミングのよい投稿」などの声が上がっている。厚労省の担当者は「デルタ株の蔓延で困窮する人が増えたり生活保護に関する報道が目立ったりしていることなど、様々な状況を踏まえて発信した」と説明し、今回の差別発言がきっかけの一つになったとしている。


厚労省は「生活保護の申請は国民の権利」

ツイートは13日午後0時48分に更新された。「生活保護の申請は国民の権利」と明確に伝え、受給を検討している場合はためらわずに福祉事務所に相談するよう呼びかけている。ツイートは公開から約2時間で1万件近くリツイートされている。

生活保護の申請について説明する厚労省のホームページへのリンクも添付され、住むところがない人でも申請できることや、緊急事態宣言などの影響で十分に求職活動を行うことが難しいと認められる場合も保護を受けられる可能性があることを示している。

DaiGo氏発言に「ヘイトクライム」指摘も

DaiGo氏をめぐっては、8月7日にYouTubeでライブ配信を行った際、ホームレスの人について「いないほうがいい」などと発言。他にも、生活保護受給者に対して猫を引き合いに出しながら「生活保護の人が生きていても僕は別に得しない」などと述べた。

12日夜にこうした発言がインターネット上でクローズアップされると、差別を先導しているとして批判が巻き起こった。有識者などからは「ナチスドイツの考え」「ヘイトクライム」などとの指摘も目立つ。

メンタリストのDaiGo氏(BLOGOS編集部)

DaiGo氏に謝罪する考えは?

今回のツイートについて、厚労省社会・援護局保護課の担当者はDaiGo氏の発言に関する報道が発信のきっかけの一つとなったことを認め、「生活保護は国民の権利。困窮して受給を検討している場合はためらわずに福祉事務所にご相談を」と呼びかけている。

差別発言があったYouTubeのチャンネル登録者数は246万人 (13日午後3時現在)。公式ホームページによると、DaiGo氏は慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒で、「人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究」などと記している。

批判が集まっていることを受け、DaiGo氏は12日深夜にYouTubeライブ配信を実施。今回の発言を振り返って持論を展開した上で、「個人の感想を言っているだけで謝ることではない」などと語った。一方、13日夜にもライブ配信を行うことを明かし、タイトルは「【謝罪】言い過ぎた件について、皆さんとお話ししたいです【批判歓迎】」としている。

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