「パトレイバーEZY」のお披露目は早くて2024年と出渕裕監督が「機動警察パトレイバーぶっちゃけトーク」で発表

GIGAZINE
2022年07月24日 15時25分
取材



ワンダーフェスティバル 2022[夏]」の中で「機動警察パトレイバーぶっちゃけトーク!」と題したステージイベントが行われ、新作「パトレイバーEZY(イジー)」で監督を務める出渕裕さんが、本編のお披露目は早くて再来年(2024年)になることを明らかにしました。

機動警察パトレイバー公式サイト
https://patlabor.tokyo/

13:45–14:15@オフィシャルステージ

『機動警察パトレイバーぶっちゃけトーク!』

【出演】
出渕裕(メカニックデザイナー)
田島照久(アートディレクター)
宮脇センム(WF実行委員会 代表) pic.twitter.com/Zt7tbnS380

— ワンダーフェスティバル公式 (@WF_officialinfo)


ステージ前には間隔を開けて椅子が並べられました。


登壇した出渕さん、田島さん、宮脇さん。


トークイベントは、海洋堂のロゴも田島さんがデザインしたという話からスタートしました。そもそもは「機動警察パトレイバー」のパッケージデザインを行う際、バンダイの鵜之澤伸プロデューサーが「いいデザイナーはいないだろうか」と矢沢永吉さんの事務所に相談したところ、当時主にレコード会社の仕事をしていた田島さんの名前が挙がり、田島さんは初めてアニメの仕事をすることに。フォントを統一することでいろいろな商品展開をしやすくする、CI(コーポレート・アイデンティティ)的な発想を取り入れて仕事をしていったとのこと。

その後、「機動警察パトレイバー」関連商品を海洋堂が出すにあたり、パトレイバー側から田島さんで行きたいという話が出たそうです。宮脇センムいわく、当時の海洋堂は「ガレージキットというのは中身が勝負」という発想で、パッケージはそれこそマジックで手書きするぐらいのものもあったそうで、田島さんのパッケージデザインを見たときは「このおっちゃん、なんでこんなんできるんやろう?」と思ったとか。その後、田島さんのデザインした海洋堂ロゴは長く長く使われることになります。

この「機動警察パトレイバー」は2022年現在、新作「パトレイバーEZY」の制作が進行中。出渕監督が明かしたところによれば、2017年に最初の発表があって以降、ぶっちゃけトークでも語れない紆余曲折があったのち、時間をかけて作ることができる体制になったとのこと。

作品はコンテ作業中で、出渕監督は「シリーズなのかどうかは言わないでくれと上に言われたけれど、これを言うとわかっちゃうよね」と断りつつ、「第1話のコンテはアップした」と語りました。ただし、具体的にテレビアニメなのか、あるいは複数本の劇場版なのか、その他何らかの形態なのかは明らかにはしませんでした。

見ることができるのは「早ければ再来年(2024年)」とのことで、今回のステージでは、90秒のパイロットフィルムから3枚の静止画が公開されました。

また、作中ではなおも98式が運用されていることが明かされました。これほどの機体を完全に新規のものに置き換えるとは考えられず、アップデートして使っている想定です。

なお、作中に出てくる「東京国際レイバーショウ」ならぬ「幕張国際レイバーショウ」が2023年冬のワンダーフェスティバルで開催されることも発表されました。宮脇センムによると、これまでに出てきたパトレイバーを集めるイベントになるとのことで、出渕監督から、幕張メッセ内に幕張メッセのジオラマを作ってそこにアイテムを並べるという提案がありました。


パイロットフィルムは2022年8月13日(土)、機動警察パトレイバー会員制公式ファンサイト「特車二課・分室」の特別企画「パトINFO 特別版 パトの日記念トークショー」の中で初出しされます。その他の公開スケジュールは以下の記事を参照してください。

「機動警察パトレイバーEZY」パイロット映像の2022年夏公開が決定 – GIGAZINE


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