テレワークが始まって以来、自宅のPC環境がどんどんビジネス向けへと進化し続けている。周辺機器などを購入するときも、つい作業での使い勝手を考えてしまいがちだ。
……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから102日が過ぎた。
私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回はモニターの新調に合わせて、マルチディスプレイ環境を構築してみた。
5月16日(月): デルの4Kディスプレイが我が家に届いた!
今年の3月頃に“いきなり6万円台”で話題になった、デルの31.5型/4K/144Hzゲーミングモニター「G3223Q」。思わずポチッたものの、一気に注目を集めたせいか製造が追いついていなかったようで、5月に入ってようやく製品が届いた。
“ゲーミングディスプレイとしての性能”については、すでに『PC Watch』などでも紹介されているので省略するが、テレワークで利用するにも4Kディスプレイはやはりイイ。フルHDと比べると、縦横の解像度が一気に2倍になったので、ウィンドウ3つぐらいまでなら同時に並べて表示できる。おかげで資料となるサイトを開きながら、エディタで原稿を書き、保存先のフォルダを開く……といった作業を、ウィンドウ同士が重なることなく行えた。
とはいえ、これまで27型のディスプレイを使っていたので、文字などは以前より小さく表示されるようになった。ただ、31.5型ぐらいの画面サイズがあれば、ブラウザーやOfficeソフトなどの表示倍率が100%のままでも、文字が読みにくくて困ることはなさそうだ。
あとは、今どきのゲーミングディスプレイらしく、USBハブ機能がついているのもポイントが高い。さっそくゲームパッドを接続してみたが、ケーブルの取り回しに苦労しなくて良い感じだ。
これでもう、古いディスプレイはお役御免……にしてもよいのだが、まだ普通に使えるだけに、処分するのはもったいない。とはいえ、机の上には2台並べて置くだけの余裕がないので、何か活用方法を考える必要がありそうだ。
5月31日(火):あとは Windowsの設定が終われば準備完了
ディスプレイが1台増えたことで、縦置きしている方の画面にメーラーを常に表示させられるようになった。画面が縦だと受信メールの一覧を長く表示できるし、ほかのウィンドウに隠れないので重要なメールを見逃さなくて済む。
ただ、Windowsの設定をミスしていたようで、右のメインディスプレイでマウスを画面の右端に移動させると、左のサブディスプレイの左端から出てくるようになった。要するに仮想的なディスプレイの配置が逆になっているので、何とかしたい。
ディスプレイの仮想的な配置は、Windowsの「設定」画面から「システム」→「ディスプレイ」と操作すると変更できる。画面上に表示されている「1」「2」とナンバリングされた四角い枠が、それぞれ認識されたディスプレイを表しており、これをドラッグ&ドロップで移動させれば仮想的な配置を変更可能だ。
さらに、「G3223Q」を選択した状態で、「これをメインディスプレイにする」のチェックをオンにすれば、セットアップは完了。これで、今日から自宅でも、マルチディスプレイ環境で仕事をすることができそうだ。