すごいの来ちゃいましたねぇ…!
AKAI Professionalから、新しい電子楽器「MPC Key 61」が発売されました。MPCといえばヒップホップのトラックメイクでおなじみの由緒正しきドラムマシンですが、ここへ来てまさかの鍵盤ドッキング。あらゆる制作にアプローチできるようになりましたよ。
もう、全部入り。
見た目はArturiaのKEYLABやNative InstrumentsのKOMPLETE KONTROLのような、パッド付きのMIDIキーボードに似ています。ですが、「MPC Key 61」はMPC OSを内蔵したスタンドアローンで動作するデジタルシンセであり、本体が強力なシンセを備えています。なおかつ、USB接続でPC/Macとの連携も可能。ワークステーションな使い心地ですね。
さらに……。
・2in4outのオーディオインターフェースとして動作(ファンタム電源対応)
・MIDI接続、8系統のCV/GATE出力搭載
・ベロシティ&アフタータッチに対応したMPC印の4×4パッド
・7インチのタッチスクリーン
・Wi-Fi&Bluetooth対応
・ベロシティ&アフタータッチ対応のセミウェイテッド鍵盤
・25種類のインストゥルメント・プラグイン搭載
・DAWソフトウェア「MPC2.0」が付属
などなど、まさに全部盛り! ここまでオールインワンって言葉が似合うこともないほどのオールインワンっぷりで、今までのMPCのイメージとは全く違うマシンが登場しましたね〜。
例えばDAWで使う場合、MIDI鍵盤として使いつつ付属ソフトや内蔵音源を活用してみたり、あるいはギターやアナログシンセを接続して演奏を取り込むことも可能。USBクラスコンプライアン対応のオーディオインターフェースであれば、本体の入出力を最大32in32outまで拡張できます。
一方、ライブで使う場合は内蔵音源やドラムパッドでの表現も楽しそう。タッチスクリーンも見やすいし、ステージピアノ的な使い方もできそうですよね。ピアノ、ストリングス、ハモンドオルガン、エレピなどなど、間違いない音源が揃ってます。
気になる国内市場予想価格は、19万8000円。高いようにも感じるけれど、オーディオインターフェースとMIDI鍵盤とステージピアノとソフト音源などなどが入っていると思えば、むしろ割安に感じてしまう…。すごい機材が出たなぁ…。
Image: AKAI Professional
Source: MPC Key 61,