バッファロー株式会社は3月23日、同社製Wi-Fiルーターの対象製品に対して、買い替え時に利用中の製品からSSIDと暗号化キーの情報に加え、ルーターやISPなどの設定までを丸ごと引き継げる「スマート引っ越し」を提供すると発表した。
従来、同社製品で利用できた「無線引っ越し」機能は、SSIDと暗号化キーのみを新しい製品に引き継ぐものだった。「スマート引っ越し」では、Android/iOS用の「StationRadar」アプリによりクラウドを経由して、ISPの接続情報のほか、バンドステアリングやバンドステアリングLiteなどの機能、Wi-Fi EasyMesh、セキュリティなどの設定を引き継ぐ。
これにより、設定作業の手間をかけずにインターネット接続環境を引き継ぐことができる。また、設定情報はクラウドに保存されるため、予期せぬ初期化などの際にも、すぐに設定を復元できるとしている。
3月30日に公開予定のAndroid/iOS用アプリ「StationRadar」バージョン2.6にアップデートすることで、「スマート引っ越し」が利用可能になる。同時に「WXR-6000AX12S」シリーズに対し、同機能に対応したファームウェアアップデート(Ver.3.40)を公開するとしている。
以下のモデルに対しては、「スマート引っ越し」対応ファームウェアアップデートを公開の予定としている(カッコ内は対応予定時期)。
- WXR-6000AX12S(春ごろ)
- WXR-5950AX12(夏ごろ)
- WXR-5700AX7S(夏ごろ)
- WSR-5400AX6S(秋ごろ)
- WSR-5400AX6(秋ごろ)
- WSR-3200AX4S(夏ごろ)
- WSR-1800AX4S(秋ごろ)
- WSR-1800AX4(秋ごろ)
- WSR-1500AX2S(冬ごろ)
- WSR-2533DHPLS(夏ごろ)
以下のモデルに対しては、設定の引っ越し元としての「設定アップロード」のみ対応の予定としている(カッコ内は対応予定時期)。
- WXR-1900DHP2/3(3月)
- WXR-1750DHP/2(3月)
- WSR-2533DHP3(3月)
- WSR-2533DHP/2(3月)
- WSR-A2533DHP2/3(3月)
- WSR-2533DHPL/L2(3月)
- WSR-1166DHP2/3/4(3月)
- WSR-1166DHPL/L2(3月)
- WHR-1166DHP2/3/4(3月)
- WCR-1166DS(3月)
- WXR-2533DHP/2(未定)
- WTR-M2133HS(未定)
- WRM-D2133HS(未定)
- WSR-300HP(未定)