国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。
3月16日(水)深夜午後11時36分頃、福島県沖を震源に震度6強の大地震が発生しました。お亡くなりになった方々の御霊の平安を祈念し、被害に遭われた方々には心よりお見舞いを申し上げます。今日から明日と強い雨が降り寒くなり、電力需給も逼迫するとのことで、複合災害に十分注意をして頂ければと存じます。
走行中の東北新幹線が脱線し、復旧には相当時間がかかるとのことです。一部発電所が停止し、大停電(ブラックアウト)を防止するために、一部地域では計画停電も実施されました。また、広域的に強い揺れとなり、長周期地震動が発生し、東京圏では震度4だったのですが、高層ビルの上階では、それ以上に長く大きく揺れました。それにより、地震が収まったと思って、エレベーターに乗った方が、長周期地震動によって、エレベーターが止まり閉じ込められるという事案も発生しました。
長周期地震動とは、大きな地震で生じ、揺れが1往復するのにかかわる時間である周期が長く大きな揺れのことです。それにより、高層ビルが大きく長時間に渡って揺れ続けることがあります。そして、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい傾向があり、数百キロも離れたところで大きく長く揺れることがあります。長周期地震動によって、家具類が揺れたり、落ちたり、固定されていない家具類が大きく移動する危険があります。
長周期地震動は、震度のように、4つの階級に分けて気象庁から発信されています。
階級1は、室内にいるほとんどの人が揺れを感じ、お露独人がおり、ブラインド等吊り下げられたものが大きく揺れます。
階級2では、室内で大きな揺れを感じ、物につかまらないと歩くことが難しい等、行動に支障を感じる。キャスター付きの什器がわずかに動き、棚にある食器類や書棚の本が落ちることがあります。
階級3では、立ってることが困難になり、キャスター付き什器が大きく動き、固定していない家具が移動し、不安定なものは倒れることがあります。間仕切壁等にひび割れ、亀裂が入ることがあります。
階級4では、立っていることができず、はわないと動くことができず、揺れに翻弄されます。キャスター付き什器が大きく動き、店頭するものがあり、固定していない家具の大半が移動し、倒れるものがあります。間仕切り壁などは、ひび割れ、亀裂が多くなります。
今回の震度6強の地震では、長周期地震動「階級2」でした。
気象庁では、震度や津波の情報とともに、長周期地震動も発表しています。しかしながら、マスコミでは長周期地震動の発生の有無、階級までは報道してくれません。
改めて気象庁には、従来の震度やマグネチュード、津波の情報はもちろん、長周期地震動の発生の有無や階級についても、広報を強化してほしいと要望しました。
今後も1週間の間は同様の地震が発生する可能性があるとのことですから、大きな余震の場合は、津波とともに、高層ビルの上階で住み、働く方は長周期地震動にも十分注意をして頂ければと存じます。