軍の近代化を急速に進める中国 – 赤池 まさあき

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国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

11月3日、米国防総省は「中華人民共和国の軍事及び安全保障の進展に関する年次報告」の最新版を公表しました。

中国軍事電力報告書の詳細は、米国国防総省のニュース>2020年の目標、進歩>目標 (defense.gov)

同報告書の分析によると、人民解放軍(PLA)は、2027年までに最大約700発の核弾頭を持ち、また、2030年までに、1000発の核弾頭を保有する予定だとのことです。昨年の同報告書では、10年間で2倍程度と予想していましたが、それが加速され前倒しされたとの分析です。そして、「核の三本柱(トライアド)」と言われる陸海空での発射体制を整えているとのことです。さらに、核兵器開発だけでなく、生物・化学兵器の開発も進めており、米軍を想定して、陸海空だけでなく、宇宙やサイバー等での全ての領域での近代化を進めていると言います。

以前から言われていることですが、チャイナは世界第二位の経済力を国防費に投入して、軍の近代化、軍拡を急速に進めています。わが国にとっては、脅威です。

 米露では、少なくとも核軍縮交渉の枠組みがあるのですが、チャイナは入っていません。

 核兵器禁止条約の議論は、わが国が参加するかどうかの前に、世界の核保有国、日露とともに、特に急速に核戦力を拡大しているチャイナの加入が前提でなければ、意味をなさないことを踏まえるべきだと思います。

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