こんにちわ、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
2歳児以上へのマスク着用を「より強く踏み込んで進めるべき」という提言が知事会から提出され、厚労大臣が前向きな姿勢を見せたことに、与野党問わず異論の声が噴出しています。
維新の浦野代議士は保育園の経営者でもあり、現場の実態や悲痛な声をよく把握しています。
私自身も子どもたち(13歳、5歳、0歳)を現在進行系で育ている立場として、2歳以上の子どもたちにマスクをつけされることは非現実的であり、デメリットのほうが大きいとしか思えません。
右往左往して、年齢は削除。まさに今に至るまで繰り返されてきた政府のコロナ対策の迷走を象徴しているかのようです。
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結局、こうした非現実的な提案にこれ幸いと政府が飛びつこうとしてしまうのは、他の対策が進まない焦りと「やってる感」を出したい邪な考えがあるからではないでしょうか。
浦野議員が指摘している通り、子どもたちやその保護者・保育現場のことを考えれば、保育士や幼稚園教諭への3回目ワクチン接種のほうがよっぽど重要ですが、政府の不作為でまったく進まない。
休業補償の拡大・充実は、財源が必要なのでやりたくない。
こうした中で、もっともらしくマスク推奨を拡大し、子どもたちに負担をかければ「全力で何かの対策をやっている」感を出せる…。
あるいは、今の政府・政治家には子育て経験がまったく欠如しているので、単純に子どもたちの実態について考えが及ばないのだとしたら、それはそれで大きな問題です。
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少しずつ実行再生産数は下がってきていますが、いまだに予断を許さない状況は続いています。
私の子どもの幼稚園は、先生1名に陽性が判明したため再び休園になりました…。
繰り返しになりますが、社会を止めないためには最新の知見に基づいた新たな対処方針の策定・見直しが急務です。
引き続き、国会論戦などあらゆる場を通じて政府に対応を求めてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年2月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。