どんどん好きになっていく!
私は、2013年に初めて購入して以来、買い替えながらずっとKindleを愛用しています。愛用という点では、スマホやラップトップよりもKindleへの愛の方が深いかも。
Amazon印タブレットにはいろいろありますが、私はKindle Paperwhite一択。純粋に本を読むためだけに使っているので、白黒なのがよし。人にオススメしたいガジェットのトップ3に常に位置する、私にとってKindle Paperwhiteは安定したアイテムです。その大好きPaperwhiteに新モデルがでたので、さっそく触ってみました。
大きくなったスクリーン
まずは一目でわかるスクリーンサイズ。第5世代となるKindle Paperwhiteは、スクリーンサイズが6インチから6.8インチにサイズアップ。数字で見ると大したことないですが、リアルで見るとかなりサイズ差を感じます。
スクリーンが大きいということは、1ページに表示される文字の数が多くなるということ。本全体で見ればページの繰りが減るということです。つまり、良いことしかない!
ただ、同時に端末サイズ自体もちょっと大きくなっており、これは好き嫌いがわかれそう。Kindleは文庫本よりちょっと大きいので、片手で持ったときの感じ、ページの繰り安さは、個人の手の大きさでかなり違いがでるかと。私は、背面にポップソケッツをつけることでいい塩梅に調整しています(オススメ)。
前モデルを持っている人向けの話ですが、新型はスクリーンの白さがまして、パキっとした印象あり。並べると、前モデルの方がスクリーンがグレーぽく、すこーしぼやっとしている気がします。ただ、並べて見るとちょっと違うな程度なので、大騒ぎするまではなく。
スクリーンサイズ以外の基本スペックは、防水仕様(IPX8)で、容量は8GBのみ(Kindle Paperwhite シグニチャーエディションは32GB)。バッテリーもちは、公式いわく最大10週間。接続はWiFiのみです。
U!S!B!C!
今回、最大の目玉はなんと言っても充電がUSB-Cに対応したこと。非常に今ぽい流れで、「充電ポートあれこれ言うな!みんな黙ってUSB-C!」な対応です。前モデルが2018年発売だったことを思えば、第5世代として順当かつ自然なアップデート。とはいえ、日常の使い勝手ではとても大きなアプデで、たまにしか充電しないからこそ、そのへんに1つは挿さってるUSB-Cをさっと使えるのが嬉しい。充電ケーブルに上下がないのは正義。生活のストレスが確実に1つ減ります。
色調調整が思ってたよりいい
今回、Paperwhteに初搭載された機能が色調調節。Kindle高位機種Oasisの機能が、こっちにも拡大されてきました。ブルーがかったホワイトから、暖かみのあるアンバーに色味を調整できます。スマホのナイトモード的な。
このアンバー、想像以上に黄色いです。アンバーMAXにすると「え、きっいろっ!」って声でちゃうくらい黄色いのですが、まぁ調整できるのでお好きなアンバーみにしてどうぞ。で、この色調調節がいい。すごくいい。事前に機能紹介読んで想像していたよりもずっといいです。夜寝る前、暗いところで見ても目にギンギンこない。同じ部屋で寝ている人がいても、さほど邪魔にならない暖かみある明るさ。
さらに素晴らしいのは、このアンバー設定を時間指定で自動ONにできるということ。いちいちマニュアル変更せずとも、例えば夜8時から朝8時までで設定しておけば、寝る前にKindle開けばすでにホンワカ色。優しい。優しさ滲みて、目に滲みない。夜、寝る前に読書する人には本当に嬉しい機能です。
今回の最大のアプデはUSB-Cだと思っていたんですが、色調調節もUSB-Cに匹敵する良さです。
その他の使用感は、いつも安定のKindle。指紋がつきにくいマットな仕上げは手触りもよし。ちょぴっと大きくなったとはいえ、片手でもモテるサイズ感。反射抑制スクリーンで読みやすい。新型になっても、基本的な良さはずっとそのままなのがKindle Paperwhiteというガジェットの最大の魅力なんですよね。ほんとすき。
欲を言えば、去年発売された広告ありモデルのみのカラバリ「セージ」「プラム」「トワイライトブルー」があればなぁ。長期ユーザーだけに、そろそろブックカバーかける感覚で端末の色自体を変えたい気分なんですよね(ケースは使いたくない)。今回の新型はブラックのみなので。
新型Paperwhiteは3モデル。基本モデル、Kindle Paperwhite シグニチャー エディション、Kindle Paperwhiteキッズモデル。本体自体の大きな違いは、シグニチャー エディションは容量が32GB、周囲の明るさを感知してディスプレイの明るさを自動調整する機能つき、ワイヤレス充電対応なこと。キッズモデルはカバーがついてきます。
基本モデルは1万4980円(広告あり)、1万6980円(広告なし)。Kindle Paperwhite シグニチャー エディションは1万9980円(充電スタンドは別売り)。キッズモデルは1万6980円。シグニチャー エディションのみ、本体の発売日が11月10日なので注意。
で、買いなの?
すでにKindle Paperwhiteユーザーで、そろそろ買い替えを考えているという人は完全に買い。色調調節と時間指定、かなりいいです。Paperwhiteの良さを底上げする良さ。ただ、高位機種であるKindle Paperwhite シグニチャー エディションが11月11日発売なので、ワイヤレス充電が気になるかつ予算に余裕のある人は、それを待ちながら悩んでもいいかも。
今すぐ買い替える必要はないのよねって人は、ブラックフライデーセールやプライムセールをウォッチしてチャンスを待つのもあり。前モデルより明らかによくなっているので、今すぐではなくても前向きに検討してよいと思います。
Kindle Paperwhite未経験者へ
新型を機に買ってみようかな?と思っている人、すっっっっっっっっごくオススメです。ただ、これは新型だからオススメするわけではなく、今までも、そしてこれからもずっと継続してオススメなのでね。今回、色味調整が追加されたことで、さらにオススメする理由が増えたのは確かです。
一方で、Kindle未経験者へ1つ忠告しておくと、スマホやタブレット感覚で使うとイラっとしちゃうよ。起動、本開く、設定など、タップした時にちょいちょい「…」くらいの間があります。たまに「…、…?」くらいの間が発生することもあります。スマホみたいにタップしてピっというサクサクさはない。その間にイラっとくることもあるけれど、それでも良いところの方が多いので許しています。起動、本開くで発生するちょっとした間は、お茶をすするタイミングだと思って許して、ね? (と言いつつ、ソフトウェアアプデでなんとかなるならして)ただ、ページ繰りのスピードは気にならない程度なので、読書の邪魔にはならないのでご安心を。
※本記事ではKindle Paperwhiteのみでの世代で数えています。Amazon公式ではKindleとかKindle Oasisとか含めて「Kindle」での世代表示になっているので、ソフトウェアアプデなど注意!
※価格など表示内容は執筆時点のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。