【AppleWatch 9まとめ】今日発表されたApple Watchはここがすごい #AppleEvent

ダブルタップしてみたい!

Appleの新製品発表会「Wonderlust」で、Apple Watchの新ラインアップが発表されました。

今回Apple Watchとしての目玉は第2世代となったApple Watch Ultraで、画面がさらに大きく、フレームは軽くなっています。

UltraじゃないApple Watch Series 9は大きな変化はないんですが、画面が若干大きく明るく、プロセッサーも順当に進化しています。

見た目はSeries 8とほとんど同じですが、中身のチップS9 SiPの進化でパフォーマンスは大きく向上し、Siriの能力も拡張されています。ネットからの情報が不要な操作の場合、Siriはデバイス上だけで、つまりコマンドをクラウドに送ることなく処理ができるようになります。応答が早く、またプライバシーを守る上でもより安心です。

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Image: Apple

Appleがもうひとつプッシュしているのが「ダブルタップ」という新たなジェスチャー操作です。

Apple Watchを装着した側の手で人差し指と親指をタップすると、電話に出たり切ったり、アラームを止めたり、スマートスタックを開いたりができるみたいです。

こういうのってうまくいくと魔法みたいで気持ちいいんだけど、検知されない、または検知されすぎでイライラするのかもとか、非常に気になる機能です。

また今回のApple Watchは、Apple初のカーボンニュートラル製品になるとのこと。厳密には「カーボンニュートラルなバンドを選ばないとニュートラルにならない」とかはあるみたいですが、とにかく2030年までの全製品でのカーボンニュートラル実現に向けて、Appleは着々と進んでいます。

Apple Watch Series 9のGPSモデルは5万9800円、セルラーモデルは7万5800円、Apple Watch Ultra 2は12万8800円からとなってます。予約受付はすでに開始しており、販売は9月22日(金)からです。

Apple Watch Ultra 2

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Image: Apple

Apple Watch Ultra 2のディスプレイは、2.1インチの常時表示LTPO有機ELディスプレイになりました。初代Apple Watch Ultraが1.9インチだったので、微妙ながら確実に大きくなってます。これはiPhone 15と同じく、筐体を大きくせずにベゼルを削って実現されました。

Apple Watch Ultra用の新しい文字盤「モジュラーUltra」では、画面を端まで活用してApple Watch史上最多のコンプリケーションを表示画面輝度は最大3,000ニトまで向上して、強い日差しの下でも見やすくなります。

Apple Watch Ultra 2の画面は初代に引き続きフラットで、エッジが丸みを帯びたApple Watchとはこの点が違います。バッテリーはフル充電で36時間省電力モードでは72時間持つとのこと。

Apple Watch Ultra 2はS9 SiPチップ搭載で処理能力も向上しますが、Apple WatchではUltraも含めてまだ5G接続ができないようです。

Apple Watch Ultra 2は初代と同じくフィットネスとかスポーツに入れ込んでる人向けに作られていて、耐水性能はWR100、つまり水深100mにまで耐え、EN13319認証によりダイビングでは40mまで潜れます。

環境が暗いことをセンサーで感知すると、表示が赤い光のナイトモードに自動で切り替わります。内蔵の水深アプリでは、フィットネスアプリにダイビングの履歴を保存することもできます。

Apple Watch Ultra 2は初代と同じく49mmのチタニウムケースで、通常のApple Watchにはないカスタマイズ可能なアクションボタンもあります。スピーカーでは86dBのサイレンを鳴らすことができます。マイクは3基内蔵で、ビームフォーミングにより周りのノイズを低減できます。

Apple Watch Series 9

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Image: Apple

無印のApple Watch Series 9は、Series 8と大きくは変わりません。でも、一番変わったのは、Ultra 2と同じくS9 SiPチップ搭載であることです。56億個のトランジスタと4コアのニューラルエンジンが詰まり、Series 8より30%高速でありつつ、18時間のバッテリーライフは犠牲になっていません。

またApple Watchには第2世代の超広帯域無線(UWB)チップが搭載されてることで、「正確な場所を見つける」機能が使えて、iPhoneを探しやすくなります。iPhoneがある方向と距離がApple Watch画面に表示され、近づくと振動と音でガイドしてくれるんです。ただしiPhone側も同じチップ搭載、つまりiPhone 15ファミリーじゃないといけません。

またUWBチップによって、Apple WatchとHomePodの連携も便利になります。HomePodの4メートル以内に近づくと、Apple Watchから再生コントロールができるそうです。

Apple Watch Series 9のカラバリは、アルミニウムモデルは新色のピンク、スターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)REDの5色。ステンレスモデルはシルバー、ゴールド、グラファイトの3色です。

あとはバンドの選択肢の変化も今回は大きいです。今まではレザーのバンドがありましたが、今後はApple Watchバンドだけじゃなく、Apple製品全体でレザーを廃止するそうです。

代わって「ファインウーブン」というスエード調の素材をマグネティックリンクやモダンバックルのバンドとして使ったり、スポーツループでも82%再生繊維に変更したりしています。

Hermès(エルメス)からも、イベントの前にApple Watchのレザーバンドが消えてました。今回Hermès用のバンドとして、環境に優しい新素材のストラップが追加されています。

watchOS 10

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ダブルタップでスマートスタックを表示
Image: Florence Ion – Gizmodo US

WWDCで発表されたwatchOS 10では、運動のトラッキングや健康機能がさらに充実しました。ハイキング向けにコンパスや地図といった機能が追加され、サイクリングアプリはBluetoothを介して他のスマートセンサーと連携できます。また、マインドフルネスアプリでは、気分や感情を記録できるようになります。

純正アプリのいくつかはリモデルされ、ウィジェットも追加されました。ウィジェットはデジタルクラウンを回して表示されるスマートスタック上で、天気やカレンダーの予定といった通知を表示します。

各ウィジェットは、アプリへのショートカットとしても機能します。それからApple Watchを別のApple WatchやiPhoneに近づけて連絡先情報を共有できるNameDropとか、FaceTimeのビデオメッセージ再生といった新機能も使えるようになります。その他詳しくは、こちらにまとまってます。

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