「ISDN移行サービス」提供開始、口座振替・受発注データの送受信をインターネットへ切り換え~セイコーソリューションズ 

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 セイコーソリューションズ株式会社は、「INSネット ディジタル通信モード」(ISDNのデータ通信)を利用して口座振替や受発注データの送受信を行っている企業などに向けて、2023年1月より「ISDN移行サービス」の提供を開始した。NTT東西が提供している「INSネット ディジタル通信モード」は、2024年1月にサービスが終了する予定だ。

 これまでは、利用者側のPCにISDNのターミナルアダプターを設置し、「INSネット ディジタル通信モード」により、口座振替や収納代行事業者の全銀サーバーに接続してデータを送受信していた。ISDN移行サービスでは、この回線にインターネットを利用することで、「INSネット ディジタル通信モード」のサービスが終了してもこれまでと同じように利用できる。

 ISDN移行サービスは、「全銀TLS伝送用アダプター」と「全銀TLSサポートサービス」で構成される。全銀TLS伝送用アダプターは、設定が不要で、電源を入れるだけで使えるようになる。また、通信回線は、LTEが使用できるSIMカードをIIJが提供するため、別途、回線を契約する必要はない。全銀TLSサポートサービスは、全銀TLS伝送用アダプターの導入から始まり、暗号通信に必要な証明書の管理や、死活監視などの運用を行うサービスだ。

「INSネット ディジタル通信モード」を用いた際のネットワーク図。同サービスは2024年1月に終了するため、このままでは口座振替などができなくなる

「ISDN移行サービス」のネットワーク図。ユーザーのPCからLTEを介してインターネットに接続。口座振替や収納代行業者の全銀サーバーに接続する

 「INSネット ディジタル通信モード」は、学習塾やスポーツジムなどにおける会費の口座振替、受発注のデータをやり取りしている商店や卸売業者などで幅広く使用されている。しかし、IT担当者がいない企業では「ISDNの終了に向けて何をすればよいのか分からない」「現在の業務をどのように移行すれがよいのか分からない」という声が聞かれていることを受け、ISDNからインターネットへの切り替えを安価・簡単に行える「ISDN移行サービス」を提供するものだ。

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