北海道の帯広名物といえば「豚丼」だ。炭火で焼いた香ばしい豚肉と、黒光りした甘辛いタレが特徴のどんぶり飯。あの超濃厚な豚丼をキャンプでも味わいたい……という方のために、今回は「帯広豚丼」を作ってみることにした。
こちら一般的なレシピ記事と違うのは、料理が苦手なオッサンが見よう見まねで作っていること。だから間抜けな失敗もするし、盛り付けのセンスもゼロだ。それでも今回の「帯広豚丼」は……かなりイケてる気がする! しかも美味しかったのでぜひ参考にしてみてほしい。
・簡単キャンプ飯
毎度のことながら、SNSで “簡単キャンプ飯の作り方” を発信している『兼業主夫のケン』さんの動画を見ながら作っていくぞ。スキレットで作ることでアウトドア感を演出できる上に、ご飯のおこげも作れるのだとか……って最高かよ。さっそくレシピをご覧あれ!
・帯広豚丼のレシピ
【材料】
豚肉:150グラム(バラ肉もしくはロース肉の厚切り)
ご飯:適量(今回は0.5合)
砂糖:大さじ1.5
酒:大さじ2
みりん:大さじ2
醤油:大さじ2
長ネギ(白い部分):1/4本
ニンニク:1片
黒コショウまたは山椒:適量
【作り方】
その1:白ネギに縦に切り込みを入れて……
芯を取り除く。そして……
ネギの白い部分を広げて細切りにする。切ったネギは5〜10分程度、水にさらす。
その2:ニンニクは根元を切り落とし、包丁の腹でつぶして皮と芯を取り除く。
その3:スキレットに砂糖と同量の水を加えて弱火にかける。
泡が大きくなり、茶色くなってきたら火を止めて……
少量の水を加えてスキレットを回し、砂糖を軽く溶かす。
その4:酒、みりん、醤油、それからニンニクを投入。弱火にかけて底の砂糖を溶かすように混ぜる。料理初心者的には、酒・みりん・醤油の量が同じだから覚えやすい。
泡が大きくなり、粘り気がでるまでしっかり煮詰めるぞ。
その5:ニンニクを取り出し、中火にして豚肉をタレに絡めながら両面を焼く。豚肉が多い場合は数回に分けて焼くべし。タレが煮詰まり過ぎたら水を加えて薄める。
その6:豚肉は硬くならないうちに取り出す。タレも一緒に。
その7:ご飯をスキレットに投入して、ビミョーに残ったタレと絡める。
その8:豚肉をご飯に並べて……
タレを回しかけて……
バーナーで炙り表面を軽く焦がすらしい。残念ながら我が家にバーナーがなかったため、ターボライターで頑張ってみる。少しでいいから焦げてくれ。
その9:お好みでスキレットを30秒ほど強火にかけ、おこげを作る。
その10:白髪ネギを添えたら……
完成だっ!
・甘辛タレが最高過ぎる
ラストで炙ることにより、炭火で焼く本場の豚丼に近づくことが可能。バーナーがある場合は、ぜひ活用してみてほしい。とはいえ、私の作った豚丼の完成度もかなり高く、黒光りしているタレからは香ばしい香りが漂っている。最高にうまそう。いざ食べてみると……
ああ、もうこってり感がたまらん。一切れ一切れにしっかりタレが染みている。なんなら、タレだけでもご飯が食べられるくらい美味しいぞ。
ちなみに帯広豚丼の定番はロース、脂身の甘みを楽しみたいならバラがおすすめらしい。黒コショウや山椒はお好みでかけるべし。
ご飯をバクバク食べられる帯広豚丼、アウトドア感を出すためにスキレットで作ればおこげも楽しめる。キャンプで披露すれば、きっと皆に喜んでもらえるだろう。北海道旅行気分も味わえるから一石二鳥だ。材料が少ない上にめっちゃ簡単だからマジで作ってみてくれよな!
参考リンク:YouTube「兼業主夫ケンのキャンプ飯チャンネル」,used with permission.
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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