密状態の開催が物議を醸した野外フェスティバル「NAMIMONOGATARI」で、終了後にステージ前などにゴミが散乱していたとして、ツイッターに写真が投稿されて拡散されている。
お酒などの空き缶やペットボトルが、参加者らに踏まれたためか、潰れた状態で地面に散らばっている。この暑さで使い捨てたうちわの数も多く、ビニール袋に入れられたゴミも見られた。
「主催者側のスタッフがゴミ拾いし、かなり時間がかかっていた」
愛知県常滑市内の「Aichi Sky Expo」で2021年8月29日の日曜日に行われた野外フェスでは、ヒップホップの愛好者ら約8000人もが参加し、その後に放置されたゴミの数にツイッター上で驚きの声が上がっている。
同日夜にアップされた写真は、終了直後らしく、会場を出ようとする参加者らの足の踏み場もないほどだった。一部報道によると、終了後には会場周辺で飲酒して騒ぐ参加者もおり、駐車場には酒の空き缶やマスクが散乱していたという。
ゴミを放置する一部参加者らのマナー違反は、酷かったのだろうか。
Aichi Sky Expoの運営会社である愛知国際会議展示場は31日、J-CASTニュースの取材に対し、担当者が状況をこう明かした。
「終了時点で施設内の一部の状況を確認しましたが、ステージ付近は、客がいなくなった後、かなりゴミが散乱していました。会場を貸している側として、ゴミの放置はまずいので、主催者に回収をお願いしました。ゴミの処分は、主催者で取りまとめ、少数でしたが、スタッフの方がその日のうちに手袋をしてゴミ拾いをしたのを確認しています。トングとビニール袋を使っていましたが。かなり量が多くて時間がかかっていました」
ただ、会場の中には、ゴミ捨て場は数か所あり、あふれそうになると回収してゴミ袋を入れ替えてはいたそうだ。駐車場には、客が多かったのでゴミは散らばっていたというが、終演後にはスムーズに退館してもらったともいう。
NAMIMONOGATARIは、2005年から開催しており、16~19年は、常滑市の所有施設「りんくうビーチ」が会場だった。同市の伊藤辰矢市長は30日、「トラブルの絶えないイベント」だったとツイッターで指摘していたが、このときもゴミ放置のマナー違反は酷かったのだろうか。
当時を知る関係者は31日、その状況について、取材にこう明かした。