こぐま座、盗難トラック発見も続く苦境 エンジン破壊で廃車危機…代表「自力で何とかするしか」

J-CASTニュース

   千葉県松戸市のぬいぐるみ人形劇団・こぐま座が、盗難被害を訴えていたトラックが見つかったことをツイッターで伝えた。ただ、エンジンが壊されており、自力で走れない状態だという。

   2022年1月12日に取材に応じた山本重男代表は、トラックは廃車を余儀なくされる可能性もあるとして、ショックを受けていると話す。

  • 盗難前のこぐま座のトラック(画像提供:こぐま座)

    盗難前のこぐま座のトラック(画像提供:こぐま座)

  • 盗難前のこぐま座のトラック(画像提供:こぐま座)

劇団のマークはスプレーで消されていた

   こぐま座は1969年に創立された人形劇団だ。等身大のぬいぐるみ人形を用いて、世界の童話や日本昔話などのお芝居を、全国の幼稚園や保育園、児童館やショッピングモールなどで公演している。

   山本代表によれば、舞台セットやぬいぐるみ人形を運ぶ3トントラックが、8日夜から9日夕方までの間に盗まれた。11日夜、警察からトラックが見つかったという連絡を受けた。そして12日朝に、トラックの状態を伝えられたという。

「今朝、警察署の方から電話がかかってきてトラックの状態を聞いたところ、エンジンが壊されていて、レッカーで警察署に移動するなど自力では動かない状態だそうです。もしかしたら直せないかもしれず、最悪廃車にしなければいけないところで、今ちょっと気持ちが沈んでいるところです」

   トラックに描かれていた劇団のマークはスプレーで消され、パーツの一部はなくなっていたという。詰まれていたぬいぐるみ人形は、警察の方でいくつか確認されているが、後日劇団の方で状態を確認する予定だ。

   報道によれば、この事件でナイジェリア国籍の男性と、ウガンダ国籍の男性が盗品等保管の疑いで茨城県警に逮捕された。トラックは、ナイジェリア国籍の男たちが経営する鉾田市の中古車販売会社の敷地内で発見されたという。

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