Osaka Metro（大阪市高速電気軌道）は2月13日、2025年の大阪・関西万博に向け、QRコードを活用したデジタルチケットや、「Visaのタッチ決済」の実証実験を2024年度から順次開始すると発表した。
QRコードを活用したデジタルチケットサービスは、アプリ画面に表示されたQRコードで改札を通過できるデジタルチケットを、スマートフォン用アプリ「e METRO」で購入できる。1日乗車券、観光施設入場券と乗車券のセット販売などを予定しており、開発を進めているという。
Visaのタッチ決済では、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を採用する。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを対象に、Osaka Metro全線、全駅で実証実験を行うという。Visa以外のブランドにも対応する予定だ。
Osaka Metroは、2025年の大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取り組みとして、2019年から一部の駅で「顔認証改札機」の実証実験を実施。2024年度末までに「ウォークスルー型顔認証改札機」を全駅へ導入するという。
今回発表したQRコードやVisaのタッチ決済に対応した改札機の導入により、万博開催時は交通系ICカード、顔認証改札機、QRコードを活用したデジタルチケット、Visaのタッチ決済が利用できる予定としている。
