Amazonから新「Fire TV Cube(第3世代)」が誕生した。本体のデザインも新しくなり、Wi-Fi 6に対応、動作速度の向上、外部HDMI入力対応など、前モデルから大きくアップデートされている。
前回はFire TV Cubeをテレビに接続し、「簡単セットアップ(Amazonフラストレーションフリーセットアップ)」で使い始める方法を見てみた。これは、すでにAmazonデバイスを使っていて、AmazonにWi-Fi接続情報を送信し登録していると、出荷時にWi-Fiの認証やアカウント情報などを登録した上で発送してくれるサービス。あっという間に使える状態になることが、前回の実践でも分かる。
今回はこの方法を使わずに、より一般的と思われる初期設定方法、通常の出荷状態からのセットアップを行ってみよう。自宅Wi-Fiに接続してAmazonにサインインするところまでを行う。
Fire TV Cubeを別売HDMIケーブルでテレビに接続して、ACアダプターをつなぎ電源をオンにするまでは、前回と同じなので参照しておいてほしい。ACアダプターをつなぐとFire TV Cubeロゴが表示されるので、リモコンをペアリングするまでの手順は同じだ。
Wi-Fiがスキャンされ自宅Wi-FiのSSIDが表示されたら、それを選択する。5GHz帯では全チャンネルに対応する。古いFire TV Stickでは「W52」のみの対応だったりして5GHz帯で使うには工夫する必要があったのだが、Fire TV Cube(第3世代)ではWi-Fi 6にも対応していて、問題なく接続できるはずだ。
過去の以下の記事では、Wi-Fiルーターで5GHz帯の「W52」のみを使用するように設定しているが、これは古いAmazonデバイスで「W52」のみの対応だった古いモデルに対応させるための設定。Fire TV Cube(第3世代)では、気にする必要がない。
[*]……リモコンでの文字入力はちょっと難儀する。手持ちにPC用のUSB接続キーボードがあれば、Fire TV CubeのUSBポートに接続することで、文字入力に利用できる
自宅Wi-Fiに接続できたら、次はAmazonのアカウントでサインインする。ウェブブラウザーからのコード入力、またはスマホでのQRコードを読み込みの、いずれかを選んでサインインしよう。
やはり、簡単セットアップに比べると手順は増えるが、特に迷うところはないだろう。5GHz帯もフル対応しているので、自宅Wi-FiのSSIDが見つからないというトラブルもないはずだ。
これで、Fire TV Cube自体のセッティングは完了した。この後は、Alexaやリモコンを使ったテレビなどのコントロール方法を設定する画面になる。これは後ほどセットアップすることもできるが、続けて行った方がいいだろう。次回はこの方法を見ていこう。「アレクサ! テレビをつけて」でテレビ電源オンができるようになる。