岸田首相、内閣改造と党役員人事を前倒し:台湾有事下の防衛・外務大臣は中国シフトか

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岸田首相が内閣改造・自民党役員人事を大幅に前倒しして行う方針を固めました。大規模な改造になると言われています。

健康状態に不安のある岸防衛相と、民間人閣僚である二之湯国家公安委員長と金子農相は交代する見通しです。一方で、林外相は鈴木財務相とともに続投すると言われています。

10日に「大規模」内閣改造、松野・林氏は続投…岸防衛相は健康を考慮し交代へ
岸田首相(自民党総裁)は、10日に内閣改造と自民党役員人事を行う意向を固めた。5日、複数の党幹部に伝えた。閣僚では松野官房長官、林外相、党役員では麻生副総裁、茂木幹事長を続投させる方針だ。首相周辺は「大規模な改造になる

内閣改造は当初9月に行う予定でした。しかし、国内外の山積する課題を鑑み、秋の臨時国会の前に体制を整える必要性から、予定が早められたと見られています。

岸田首相 自民党HPより Sky_Blue/iStock

閣僚のバランスが崩れることを憂慮する声が上がっています。

岸信夫氏が防衛大臣から外れることと林芳正氏が外務大臣に留まることを憂慮する声が少なからず聞こえてきます。中国に毅然と対応するシフトではなく、中国寄りのシフトになるようです。

高市早苗氏の人気は高いですが、今回の人事は厳しいものになりそうです。安倍元総理と近かった閣僚の処遇が注目されます。

専任のワクチン担当相を作ってほしいという声も。担当大臣は乱立気味ですが

自民党は先の参院選で改選過半数の議席を獲得しましたが、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)や安倍元首相の国葬などの問題で、内閣支持率が10ポイント以上下落したという一部の報道も出ています。

直近の参院選で勝利しても世論調査のほうが民意を反映しているとみなされる風潮もどうかとは思いますが。

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