被災経験のある私が最も必要だと感じた防災グッズ、ソーラーウォールライト

ROOMIE 2024年3月8日掲載の記事より転載

わたしが被災した熊本地震から8年が経とうとしています。忘れてはいけないと思いながらも、当時の恐怖心は薄れつつあるように感じます。

しかし、地鳴りや物が落ちて割れる音を耳にしながら、どうにか外に逃げ出したときのことは、今も鮮明に覚えています。立っていられないほどの強烈な揺れにより、家の中は一瞬で停電し、真っ暗闇になりました。

そんな経験から、地震への備えとしてもっとも大事だと思ったアイテムの一つが、電気がなくても光る照明、灯りです。それがあるだけで安心できるし、怪我なども防ぐことのできるアイテムだと感じました。

ソーラー充電式だから電池不要!防犯対策にも有効だよ

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大進 ソーラーウォールライト

地震で停電したときは、自宅だけでなく、本当にあたりが真っ暗になります。灯りがないことがこれほどの恐怖なのかと、地震を体験して心から思いました。

そんな経験から懐中電灯などの防災グッズはひと通り揃えているものの、改めて防災アイテムの見直しをしようと思っていたなかで東急ハンズで見つけたのが大進のソーラーウォールライトです。

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購入の決め手は、昼間に充電して夜間に光るソーラー充電式なので電池不要ということ。もともと家の周辺にあまり街灯もないことが防犯上でも気になっていたので、防災・防犯の両面で役立つと思いました。

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こういったソーラー充電式のライトは前にも買ったことがあるのですが、明るさが足りないと思うものがほとんど。しかしこのソーラーウォールライトは、昼白色で明るさが100ルーメンと400ルーメンのものがあり、わたしは400ルーメンタイプを購入しました。

さっそく使ってみると、その明るさにビックリ。昼白色なのでくっきりとした色合いで、ライトが人を探知して点灯するのを見ると、なんだか家を守ってくれているようでホッとします。

取り付け方法はさまざま

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本体のほかには取り付けネジとコンクリート用スリーブが1本ずつ付属。壁に穴を開ける場合には電動ドリルが必要ですが、木の壁やコンクリート壁へ取り付けることもできます。

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付属はしていませんが、結束バンドを使えばフェンスや金網にも取り付け可能。設置する位置は地面から高さ1~2メートル付近を推奨しており、取り付け位置が低くなると探知エリアが狭くなります。

本体を約2メートルの高さに設置した場合、センサー探知エリアは約3メートル時に約120°、約5メートル時に約90°となっているようです。

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充電時は電源スイッチをOFFにして、直射日光がよくあたる向きに設置しておきます。フル充電されたら電源をON。暗くなってから近くを人が通りかかると、探知して約10秒間点灯したあと、自動的に消灯します。

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日常生活のなかでは真っ暗で見えにくかった庭周りも、明るく照らしてくれてひと安心。ポストの中も見やすくなったし、夜に帰宅したときにも安心感が違うなぁと実感。

コンセントも電池も不要なのはうれしいですね。

防雨構造だから雨も問題なし

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設置に関しては屋外専用となっており、防雨構造だから雨に濡れても問題ありません。

購入して1カ月が経ちますが、今のところ不具合もなく作動してくれており、これから先、いつまで使えるかだけが気になるところです。

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万が一の災害時にもきっとこの灯りが役に立つだろう、と思いつつ、災害がないことを祈って今も防災アイテムの見直しを続けています。

Photo: カマタユキコ

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