iPhone14のカメラは走りながら動画を撮影してもほとんどブレない……という話を、購入して2週間以上経ってから知った。なんでも「アクションモード」なる新機能を搭載しているらしく、機能をONにすることで驚くほど滑らかな映像が撮影できるという。
一応、Appleの商品ページを確認したところ「もちろん、ジンバル(ブレ補正機)はいりません」と超強気だった。マジかよ。でも本当ならアクションカメラは必要ないかも……というわけで今回は、アクションモードとやらを実際に使ってみたので報告したい。
・アクションモード
私は仕事でスマホのカメラをよく使うため、なんとなくカメラ性能の高いスマホを選ぼう……と、機種変更の度に思っているのだが、結局あまり調べることなく(調べてもわからないから)新しいiPhoneを選んでいる。
というのも、カメラ以上にAirDrop(写真や書類などのデータを、Apple製デバイス同士で簡単に共有できる機能)をよく使うため、もはやiPhoneであれば何でもOKだった。下手したら次の機種変更までアクションモードを使わなかったかもしれない。
しかし運よくアクションモードの存在に気がついたとなれば、使わない手はないだろう。あらためて説明しておくと、アクションモードはiPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxから搭載された手ぶれ補正機能のこと。
使い方は簡単。カメラアプリを開いてビデオ撮影モードを選んだら、画面端の「人が走っているようなアイコン」をタップするだけ。直後に「アクションモード オン」と表示されるぞ。ちなみに最大2.8K、24fps、30fps、60fpsで撮影可能だ。
・実際に撮影してみた
アクションモードをONにして階段をのぼっていく。「画面収録(スクリーンショットを撮るように、iPhone画面を動画で撮影して保存する機能)」した動画と比較してみると違いがよく分かる。実際にはドタバタ駆け上がっているのだが……
撮影した動画は、噂どおり驚くほど滑らかで、まるで雲にでも乗って移動しているかのように見える。足音はバタバタうるさいのにフワ〜っと前に進んで行く。歩きながらの撮影は、言うまでもなく階段ダッシュ以上の滑らかさだった。
ただアクションモードには「明るさ(光)」が必要らしく、暗い場所や夜間での撮影は向いてないという。プロ目線から見て十分なのかどうかは不明だが、思い出を記録するくらいならOKではないだろうか。
海外旅行に小型のアクションカメラを持っていくかどうかはアクティビティ次第だと言える。体に固定して激しく動くなら必要だけど、観光程度ならiPhoneで十分かも。荷物も減りますしね。新機能バンザ〜イ!
参考リンク:Apple「iPhone 14」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.