小学館「Domani」の誤読に抗議 – 常見陽平

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小学館の『Domani』のサイトに、こんな記事が掲載されている。「意識高い系」に関する記事だ。

「意識高い系」という病 ~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー~ (ベスト新書)

常見陽平

ベストセラーズ

2013-12-27

ほとんど、私が2012年に発表したこの本のまとめのような内容なのだが・・・。いかにもキュレーションサイトみたいな記事を小学館が掲載していることに閉口するのだが・・・。しかも、論点も古いし、最近では定着はしているものの、特に話題になる言葉でもないと思うのだが・・・。それをファッション雑誌系のサイトが取り上げる時点で、センス悪いのではないかと思うのだが・・・。それはいったんおいておこう。

明確に、誤読している点、事実関係についての誤りがあるので指摘しておく。

当初はポジティブな意味で使われていましたが、2012年に常見陽平氏が出版した本がきっかけとなり、批判的なニュアンスで使われるようになりました。「意識高い系=実力の伴わない痛い人」というイメージが広がり、現在のようにネガティブな意味として定着したのです。

このくだり、私の本ですでに、「当初はポジティブな意味だったが、ネガティブな意味になった」と記述している。ちゃんと読んでいなくても、まえがき~1章を読めばわかるはずだ。しかも、あたかも私の本が「きっかけ」でとあるのだが、当時、意識高い系という言葉は既に広がっており。私の初版8000部、増刷ゼロのこの本が「きっかけ」となった論拠を明確に示して頂きたい。

2016年のこのインタビューで語ったように「広めた」一人であることは間違いないだろう。ただ、「常見陽平氏が出版した本がきっかけとなり、批判的なニュアンスで使われるようになりました。」と名指しで批判するのであれば、その論拠を示して頂きたい。

私自身は意識不明ではない。うむ。

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