NASAが日本時間の2022年9月27日に実施した Double Asteroid Redirection Test 通称DART。NASAによると、これは人類史上初の惑星を防衛するための技術の実証試験。
要は小惑星に探査機をブチあてて、軌道をズラせるか試してみようというもの。将来的に小惑星や彗星が地球に衝突コースでヤバそうな事態が発生した時を想定してのものだ。
実験は成功。探査機はターゲットの小惑星に衝突し、それなりに影響を与えたそうなのだが、これを記念してGoogleがGoogle検索に面白い仕込みを実施中なのだ! とりあえず一回やってみると……すげぇ! 探査機が爆散して検索結果が曲がったぞ!!
・それっぽいワードに幅広く対応
やり方は簡単だ。Googleで「NASA DART」とか「探査機 DART」あるいは「Double Asteroid Redirection Test」等、DARTのミッションそのものを示していることが明確なワードを検索するのみ!
すると、左側から探査機が飛んできて……
右の方に激突し、爆散。そして検索結果の表示が右に傾くというもの。
色んな言語にも対応しているようで、英語はもちろん、日本語もOK。試しに中国語でやってみると
ちゃんと爆散して傾いた。
・下まで傾いてる
PCでもスマホでも関係なく見ることができるが、スマホの縦長の画面の方がより強く傾き具合を実感できるかもしれない。
下の方とかどうなってるんだろうと思い、いけるところまでスクロールダウンしてみたところ……検索結果の左端が完全に見切れてんじゃん。
スマホだと、メモリの容量次第でどこかで追加の読み込みが発生すると思うが、その時点で真っすぐの表記に戻ってしまうもよう。
・ブラウザ次第ではできないかも
ブラウザも大体は対応しているようで、Chromeはもちろん、Firefox、Opera、Edgeで試してみたところ、全てで同じように発生したぞ!
唯一できなかったブラウザは、とっくに死亡して久しいInternet Explorerのみ。このためだけに生き返らせて試してみたが、少なくとも私の環境だと探査機は飛んでこなかった。
けっこうハデで面白いので、是非試してみてくれ! それにしても、無人探査機を特攻させるだけで小惑星の軌道に影響を与えられるとは。
ちょっと待てよ? それじゃあ、穴掘りが上手な荒々しいアメリカ人の海上油田の労働者チームに核を持たせてロケットで送り込み、エアロスミスをBGMに尊い犠牲のもと小惑星を爆破するという伝説的なプランが実行される確率は低くなってしまったってことっすか!?