MSI、Wi-Fi 6E対応のゲーミングWi-FiルーターをTGS 2022に出展 同社初のWi-Fiルーター、内部の冷却に独自のヒートパイプ採用

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左から、「RadiX AXE6600」、「RadiX AX6600」、「AX1800」

 9月15日から18日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されている「東京ゲームショウ 2022」(TGS 2022)には、MSIが同社初となるWi-Fiルーター2製品などを展示している。

 出展されたWi-Fiルーターは、Wi-Fi 6E対応の「RadiX AXE6600 Wi-Fi 6E トライバンドゲーミングルーター(型番:GRAXE66)」と、Wi-Fi 6対応の「RadiX AX6600 Wi-Fi 6 トライバンドゲーミングルーター(型番:GRAX66)」。どちらもトライバンド対応のゲーミングWi-Fiルーターとなる。

 RadiX AX6600は5GHz帯×2と2.4GHz帯のトライバンドに対応しており、最大通信速度は5GHz帯が4804Mbpsと1201Mbps、2.4GHz帯が576Mbpsとなる。

 RadiX AXE6600は6GHz帯、5GHz帯、2.4GHz帯のトライバンドに対応するが、通信速度は非公開。機種名から想像すると、5GHz帯と6GHz帯には、1201Mbpsと4804Mbpsが割り当てられると考えられる。

 筐体の形状はほぼ共通で、鋭角なダークグレーの筐体に、左右と後方で計6本のアンテナを搭載。アンテナの向きや角度は自由に調整できる。有線の仕様も、WAN側が2.5GBASE-T×1、LAN側が1000BASE-T×4と共通している。

「RadiX AXE6600」の背面。筐体は「RadiX AX6600」とほぼ共通

 機能面では、トラフィックを動的に振り分ける「AI QoS」を搭載。AI Auto、Gaming、Streaming、Work From Homeの4つを選ぶことで、プロファイルに応じた通信が優先処理される。なお、RadiX AXE6600は6本のアンテナ部にLEDを搭載していて、AI QoSのモードをLEDの色で知らせるようになっている。RadiX AX6600はLED非搭載だ。

 また、同社が本機の特徴として挙げているのが内部の冷却機構だ。巨大なヒートシンクに加え、筐体左右に向けてヒートパイプを搭載し、より広範囲で放熱できるという。同社によれば、ヒートパイプを搭載するルーターは初だといい、ビデオカードやノートPCで培った熱設計技術を盛り込んでいるという。

 機能の設定方法には、ウェブインターフェースのほか、スマートフォンアプリも用意。またPC向けアプリ「MSI Center」でも設定が可能になるという。

 発売時期や価格は未定としているが、RadiX AX6600は可能であれば年内に発売したいとのことだ。RadiX AXE6600はWi-Fi 6Eの認可の都合などから、RadiX AX6600より遅れる見込み。

 このほか展示ブースには、USB接続のWi-Fi 6対応子機である「AX1800 WiFi USBアダプター(型番:GUAX18)」も展示。最大通信速度は5GHz帯が1201Mbps、2.4GHz帯が574Mbpsで、こちらも年内には発売したいとのことだ。

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