習氏 台湾問題で米に自制要求へ – ロイター

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[北京 15日 ロイター] – 中国の政府系新聞は15日付の論説記事で、習近平国家主席はバイデン米大統領とのオンライン会談で、台湾問題について米国は「一歩引いて、自制を示す」べきだとの立場を示す見通しだと伝えた。

会談は北京時間16日午前(米東部時間15日夜)に予定されている。中国が自国の一部だと主張する台湾だけでなく、貿易や技術に関する慣行、中国新疆ウイグル自治区における人権問題などさまざまな問題で両国は対立している。

中国の国営英字紙チャイナ・デイリーは論説記事で、習主席は、中国政府が「いかなる対価を払ってでも国家統一を予見可能な将来に果たす」決意だとバイデン氏に印象付けるだろうと解説。

人民日報系の環球時報は「台湾問題は中国が最後まで守るべきレッドラインだ」と強調。「中米の戦略的衝突リスクを低減するため、米国は台湾問題から一歩引いて、自制を示すべきだ」とした。

中国の王毅国務委員兼外相は13日、米中首脳会談を前にブリンケン米国務長官と電話会談を行った。このなかで王氏は米国が台湾独立派に誤ったシグナルを送らないよう要請した。

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