オックスフォード辞典が選んだ2024年の言葉は「脳腐れ(直訳)」

脳みそ、溶けてないですかー。

オックスフォード英語辞典を出版するオックスフォード大学出版局が、毎冬発表する恒例のWord of This Year(今年の言葉)。2024年の言葉は「brain-rot(ブレイン・ロット)」が選ばれました。

ブレイン・ロットとは?

直訳すると「脳腐れ」を意味します。簡単に消費できるコンテンツをぼーっとスクロールし続けたり、そのせいで現実の人とのコミュニケーションに適応できなくなったり、デジタルな世界に多大な時間を費やしていることを間接的にディスったスラングです。ソーシャルメディアなどを常習的に使っている人には、大なり小なり耳が痛い言葉ですね。

もちろん医学的な用語ではないけれど、実際にインターネットの過剰な使用は、イライラしやすくなったり、無気力や思考力の低下などにつながると指摘されています

世界版流行語大賞

さて、この「Word of This Year」ですが、オックスフォードのほかにもさまざまな辞書出版社が年の瀬に1年を反映する言葉を選んで、その年を締めくくるのが伝統となっています。

アメリカのメリアム・ウェブスター辞典は大統領選を反映した「polarization(二極化、分裂)」を、オンライン辞書のDictionary.comは「demure(控えめな、落ち着いている)」を2024年の言葉として選んでいます。

なお、過去の選出ワードを見ると、2023年は「rizz(魅力的、カリスマがある)」、2022年は「Goblin mode(自己中心的、怠惰で欲張りな態度)」など、最近はSNSのハッシュタグで流行した言葉が選ばれている様子。日本と違って、みんな実際に使っている印象です。

ちなみに、2024年ユーキャン流行語大賞の年間大賞は「ふてほど」。え、ドラマは見てたけどこのワードは聞いたことないかも…。一体、どこで流行していたの?

Source: Oxford University Press, Merriam-Webster, dictionary.com, ユーキャン

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