火星の空を飛び回っていた火星探査ヘリ・インジェニュイティの事故から約1年。予想以上の活躍を見せ、惑星探査ヘリの扉を開いたインジェニュイティ。今、その意思を継ぐものとして、NASAは次世代探査ヘリの開発をすすめています。
マーズ・チョッパー
NASAの次世代火星ヘリ｢マーズ・チョッパー｣のデザインコンセプトが、新たに公開されました。火星ヘリといいつつ、見た目はドローンや傘の骨というほうがイメージしやすいですね。
スケールはインジェニュイティから大きくアップデート。大きさは車のSUVほどもあり、ローターは6機搭載。ブレード枚数はなんと36枚！ 最大積荷重量は5kg。飛行距離は火星時間で1日3kmを想定しています。
完成し、無事火星の地に到着する日が来れば、インジェニュイティの後継機として、さらなる惑星探査・科学調査の大きな力となります。
その頃、インジェニュイティの相棒パーサヴィアランスはまだ火星にいるかな…。
Source: NASA
