これ本当に買えます!
どこまでEVは地球環境に優しいのか? その論議は横に置いておくとして、とにかくソーラーパワーを活かして走れたら、やっぱりエコですよね? そんなアイデアを、デザインは度外視してでもかなえる電動スクーターの「Lightfoot」が、Otherlabから発売されますよ。
ソーラーパネルにまたがって走れ!
Lightfootは、120Wのソーラーパネルでバイクの両サイドを覆ってしまうデザインで、太陽光発電の効率を重視。フル充電から最長37マイル(約60km)を連続走行できることに加え、回生ブレーキシステムや走行中でも太陽光を受け取りつつ、航続距離を延ばし続けます。天気にもよりますが、外に置いておくだけで毎時間3マイル(約4.8km)ずつ走る距離が延びていくとされていますね。
2人乗りでまたがれるのみならず、パカッとパネルを開くと、大きなトランクスペースが出現。宅配などのカーゴ便としての活躍も期待できそうです。600Wのバッテリをオプションで搭載し、ソーラーパワーに頼らず走行することも可能ですけど、せっかくなら太陽光のみで発電して街乗りを堪能したいところでしょうか。
デザイン性はどうなの?
Otherlabは、オーストラリアからやってきたエンジニアのSaul Griffith氏が、サンフランシスコで創業。米国とオーストラリア、台湾に拠点があります。Lightfootは、北米にて5,000ドル(約78万円)で来年1月発売とアナウンスされていますよ。
お値段もさることながら、やはりこのソーラーパネルそのものにまたがって走るようなデザインは、賛否が分かれるところ。Vespa(ベスパ)とかVolkswagen(フォルクスワーゲン)のワーゲンバスから着想を得たってアピールされてはいるんですけどね…。
黒いソーラーパネルに覆われた車体は、夜間走行だと、もうこんな感じです。とにかく話題になることは間違いないでしょう。最高時速は20マイル(約32km)と遅いので、どこまで実用的かは課題となりそうですけど、全電源を太陽光発電のみでまかなって走り続ければ、十分に元が取れてしまう買い物になるやも~。
Source: Otherlab