センサーなくして快適さはなし。
10月18日まで幕張メッセで行なわれていたテクノロジーの祭典CEATEC 2024、さまざまな未来への一歩が展示されていました。
トップ画像はさまざまなセンサー類を開発するコーデンシのブースで展示されていたボタン。半透明のクリア樹脂で、LEDでボタンを発光させて、スイッチ部にセンサーが使われているんだろうなぁ…と思ったんですが…
正解は、ボタン(概念)でした。近くで見ても全然わからなかったよ…。
こちら投影式のタッチレスボタンとなります。
横から覗くと、ボタンがあった場所は真っ平らなパネル。手前からボタン映像を投影していて、指をボタンの位置に合わせると、センサーによって「押された」判定が行なわれるってわけですね。
さまざまなセンサーから創造する快適な暮らし
他にもセンサーを活用したユニークな提案が盛りだくさん。こちらは、顔認識によって人物ごとにパーソナライズされた朝の身支度環境が提示される鏡。
前の前に立つと鏡に気温や天気、人物ごとのスケジュールが投影。さらには歯ブラシや歯磨き粉なども、その人用にセットしておいたものが回転して出てくるといったギミックも。別に置いてあるものを選べばいいって? まぁ、そんなんだけど、楽しいじゃん。
おっと、現状でも実用的なものもありますよ。
こちらは配管に光センサーを組み込むことで、配管内の汚れの付着を可視化。お掃除のタイミングを知らせてくれるという提案。
あー…これ結構実用的ですよね。配管の汚れって目に見えないし、詰まってからパイプ洗浄剤ぶっこんでも手遅れコースもありますし(経験者)。
汚れたサインが出た段階で定期メンテすれば大きなトラブルも防げそう。同じくセンサーによって換気扇フィルターの交換時期をお知らせしてくれるシステムも展示されていました。可視化、大事。
こっちは空間投影を活用した、空間入力スマートパネル。
お料理の時でも触れずにページめくりや動画を見るといった操作ができるというものですね。これなら、お肉をコネながらでも、レシピチェックできます。意外と便利かも?
こちらは動物用のバイタルセンサー。
マット部に仕込まれたセンサーによって、ペットがその場で寝ているだけで、脈拍や呼吸といった情報をチェックできるんです。
ペットのバイタルデータ確認は首輪タイプなどもありますけど、こっちはマットなのでその上で寝ているだけでOK。動物病院などで術後のペットの状態をチェックできる方法として、めちゃくちゃ有益では? ペットはナースコール押せませんので…。
こうして、「これ生活便利になるんじゃないの?」を感じさせる試みが盛りだくさん。一歩未来のセンシングを感じることができました。
配管のセンサーはぜひ製品化してほしい…。詰まってからでは遅いのです…。
Source: CEATEC 2024, コーデンシ