DJのために特化されたDAW「DJ.Studio」がリリースされました。DJミックス作成のプロセスを効率的にして、ミックスや曲の仕込みにかかる時間を大幅に短縮、かつクリエイティブなものにしてくれます。
わずか数秒でオートミックス作成
楽曲はrekordbox、Serato、Virtual DJ、Traktor Pro、Engine DJ、Mixed In Key、Engine DJ、iTunesなどの主要音楽ライブラリーから、直接インポートすることができます。プレイリストは目的の曲を探しやすくデザインされています。オートミックスアルゴリズムで曲のテンポとキーを検出し、ミックスにマッチするように自在に変更することが可能です。
ミックスはライブミキシング時にマニュアルで行なうよりも正確。プレイリストで曲の順番を設定すれば、自動的にビートシンクしてわずか数秒でDJミックスができあがります。コード進行がきれいに展開しているミックスなども設定次第で作れます。
エフェクトや独自のオートメーション、サンプル、ループ、ステム分割などの機能を使用して、楽曲のエディットも可能。自分だけのオリジナルバージョンを作ってミックスに取り入れるなど、発展性のあるDJプレイが可能。しかも操作性が直感的なので、従来のDAWに慣れていない人でも使いやすくなっています。
作成したミックスはYouTubeやMixCloudなどに簡単にアップロード可能。ミュージックビジュアライザー機能も搭載されており、音楽に合わせた映像を付加することでMP4形式でのアップも可能です。
価格もリーズナブル
「DJ.Studio」には基本バージョンのほか、WAVファイル対応やAbleton Liveプロジェクトの書き出しができる「Pro」、さらにステム分割機能も搭載した「Pro+Stem」の3バージョンがあります。価格は基本バージョンが1万9800円、Proが2万790円、Pro+Stemが2万9700円です。
DJに特化しているということで、幅広い機能を持たせつつ、いずれの操作も簡単にできるようにデザインされているのが特徴です。初心者だけでなく、もっと効率的にプレイしたいという上級者も食指が伸びるのではないでしょうか。
Source: Dirigent