冷暖房効率を上げて節電しながら、快適な空調環境をつくり出してくれるサーキュレーター。
わが家のリビングではアイリスオーヤマの置き型サーキュレーターが活躍しています。
下からの風は洗濯物を乾かすときに最適で、いろんな場所にさっと移動できるコンパクトさもお気に入りの一台です。
その一方、寝室で使うには不向きで……。
ただでさえ狭い寝室の通路を塞いでしまうし、風があたる側が限定されて全員に風が行き渡らないのがストレスでした。
照明一体型サーキュレーター
「壁付けのサーキュレーターがあったらいいね〜」なんて話していたときに見つけたのが、サーキュレーターと照明が一体化したドウシシャの「サーキュライト」。「これだ!」と確信してわが家にお迎えしました。
よりデザイン性が高く、高性能な「スタンダード・スイング」シリーズも魅力的でしたが、今回は低価格でコンパクトな「メガR」シリーズを選びました。
自動回転機能のない「メガ」シリーズもありますが、寝室で使いたかったので広範囲に風を届けられる自動回転機能は必須。
寝ているときに直接風があたり続けると、冷えすぎてお腹が痛くなりそうなので、ファンをつけるときは必ず自動回転設定をONにし、ふんわりと風を浴びるようにしています。
カンタン取り付け
天井の照明タイプに合わせて、「E26ソケット」と「引掛けシーリング」の2種類からアタッチメントを選べます。
今回私が取り付ける寝室は引掛けシーリングでしたが、洗面所やトイレはE26ソケットだったので、どちらも選べるのはありがたいポイント。
2つのツメを鍵のようにシーリングに挿し、カチッと音がするまで回せば取り付け完了です。
リモコンで細かい設定が可能
操作は付属のリモコンで行います。中央の赤い「全体OFF」ボタンを境に、上が「照明」、下が「ファン」の操作ボタンになっています。
それぞれのON/OFFや細かい設定を独立して操作できるので、「照明はつけなくていいけどファンだけ回したい」というときも問題なし。
「1つ2役」というと、どちらかの機能が疎かになってしまいそうですが、それぞれに独立した家電として十分な機能が備わっているので、使っていてストレスがないんですよね。
そんな照明とファン、それぞれの機能を簡単にご紹介します。
照明
コンパクトですが明るさは十分で、照明の色は「さわやか(昼光色)」「くつろぎ(電球色)」の2種類を5段階で調色、明るさを7段階で調光できます。
毎回細かく調整しなくても、起動すると前回OFFにしたときの状態でONになるので煩わしさがありません(ファンも同様)。
また「全灯」ボタンを押せば100%の明るさに点灯し、よく使う調光・調色を「お気に入り」に登録すればボタンひとつで切り替えも可能です。
さらに、強/弱2段階の「常夜灯」モードも搭載。
睡眠を妨げず周囲をほんのり確認できるくらいの明るさが、トイレに立つときなんかにありがたいです。
ファン
風量は7段階で調整可能。
ファンの角度を手動で調整すれば風向きが変わり、「90/180/360度」の3段階で自動回転して部屋全体に風を送ることができます。
また、風を送る方向を「上向き」と「下向き」に変更ができるのもポイント。
上向き風では高いところにある暖かい空気を部屋全体に循環させることができ、暖房運転時に最適。
下向き風では直接風を浴びることができて体感温度を下げられ、冷房運転時に有効と、1年を通して使えるんです。
エアコンの設定温度が上がった!
今回購入したのは比較的コンパクトなモデルだったので、寝室で使うには風量が足りないかも、とも思ったのですが、実際に使ってみるとまったく問題なし!
冷房のつけはじめやお風呂上がりで体がほてっているときには風量を「7」にしていますが、寝るときには「2」か「3」で十分涼しいです(エアコンと併用)。
「7」はそこそこうるさいので寝るときには不向きですが、「3」くらいであれば音はほとんど気になりません。
「3」にした場合、いつものエアコンの設定温度では寒く感じることもあるので、冷房の温度を1℃ほど上げて使っています。
公式によると1時間あたりの電気代は約0.8円(ファンと照明両方使った場合)。
省エネなので一晩中つけっぱなしでも後ろめたさがないし、冷房だけで体を冷やすより、夜風にあたっているように心地よく眠りにつける気がします。
熱がこもりやすいキッチンや洗面所で使っている人も多いよう。あと1、2台追加で欲しいな〜と思うほどお気に入りの1台になりました!
Photo: iwasawa