一周まわって物理リモコンの安心感を再発見。「SwitchBot学習リモコン」で家じゅうの家電をコントロール

あえての物理リモコン。むしろこれって大正解かも。

玄関ドアのスマートロックからカーテンの開閉、照明のオンオフまで、多彩なスマートホーム製品をラインアップしているSwitchBot(スイッチボット)。スマートリモコン製品を導入すれば、同社製品や「Matter(マター)」対応のスマート家電はもちろん、エアコンやテレビなどの赤外線リモコン対応機器まで、スマホからまとめてコントロールできるのが便利なんですよね。

かくいう私の自宅では、いくつものSwitchBot製品がバリバリに活躍中。ひとつのスマホアプリから複数の機器を一括コントロールできる生活の快適さを満喫していたのですが、その一方でSwitchBotアプリの入ったスマホが手元にないとスマートホームが操作できないという悩みも抱えていました。

具体的には、スマート照明の明るさを家族や来客に調整してもらいたい、なんて場面で「あれっ、どうすればいいんだっけ?」と困ってしまうことがあったのです。

それを解決してくれたのがSwitchBot学習リモコン。これさえあれば、スマホなしで誰でも物理リモコンで直接スマートホーム製品の操作ができるようになります。

Image: SwitchBot

おまけに、シンプルな画面表示とボタン構成で、操作もわかりやすい。

スマートホーム製品だけでなく、既存の赤外線リモコンにも対応したスマートリモコンであるSwitchBotハブ2に登録した家電のコントロールができる、まさにその名の通りの学習リモコンでもあるので、部屋で山積みになった大量のリモコンをまとめてスッキリさせる効果も。

Photo: 小原啓樹

利用シーンの具体例はこんな感じ。カーテンを自動開閉させながら、エアコンをオン/オフするなんてことが、ひとつのリモコンだけで実現可能なのです。

これまでの学習リモコンのイメージを覆すシンプル操作

ところで、学習リモコンと聞くと、大量のボタンがびっしり並んでいるごっついリモコンを想像するのではないでしょうか。

そんな従来の学習リモコンで「あるある」だったのが、ただでさえ複雑な学習リモコンにたくさんの家電を登録・学習させた結果、登録した本人にしか使いこなせないリモコンができあがってしまうこと。

けっきょく、学習リモコンを設定した本人以外は、各製品に付属のリモコンをそれまで通りに使っていた…なんて苦い経験があるのは、私だけではないはず。

Photo: 小原啓樹

でも、SwitchBot学習リモコンは、ボタン数を絞り込んですっきりさせた操作性と、リモコン上部に備える大きな画面が特徴。やはり、シンプルなのはいいことです。

基本的な操作としては、中央に見える赤いボタンを押せば画面上に操作できる機器の一覧メニューが表示され、タッチホイールと呼ばれる円形キーの上下操作で機器を選択し「ON」「OFF」などを行なうというもの。

とりあえず赤いボタンを押したら機器一覧メニューへ戻ることさえ忘れずにおけば、あとは難しいこともなく使いこなせるでしょう。

Photo: 小原啓樹

画面を見ながら円形キーで家電を選んで、中央のボタンで決定するスタイルは、これまでの学習リモコンの複雑なイメージとはだいぶ違いますね。

ちなみに円形キーは、くるくる回すホイール操作と、ゲーム機の方向パッドのような上下左右に押せるボタンをアプリで設定変更が可能です。

「ハブ2」との組み合わせでリモコンの設定・登録が簡単

Screenshot: ワタナベダイスケ

リモコンの赤外線コードデータベースは、SwitchBotのスマートリモコン製品であるハブ2と共通なので、すでに従来のSwitchBot製品を導入しているご家庭であれば、SwitchBotアプリにSwitchBot学習リモコンを登録するだけですぐに使い始められます。

Photo: 小原啓樹

わが家の場合、すでにあったSwitchBotハブ2と組み合わせての使用だったため、ハブ2に設定してあった赤外線リモコン機能は、そのままSwitchBot学習リモコンでも使うことができましたし、エアコンはSwitchBotアプリの「リモコンの自動学習」で一発登録できました。

Photo: 小原啓樹

リビングの扇風機と加湿空気清浄機は自動学習に対応できるモデルではなかったのですが、手動でリモコンを学習させた結果、ほとんどの機能をコントロールできるようになっています。

残念ながら、私が所有しているテレビは手動設定でも電源のオン/オフとチャンネル、音量の上下、消音くらいまでしか操作できなかったので、テレビのリモコンはまだまだ手放せなさそう

この記事の執筆時点である6月末には未対応の機器が目立つ印象だったとはいえ、ファームウェアアップデートで対応製品は着々と増えてきていて、7月3日アップデートの最新バージョン「V2.4」ではApple TV、Fire TVなども対応予定なんですって。

Matter対応スマート家電を手元で一括操作できる

Image: SwitchBot

SwitchBot学習リモコンは、200社以上の異なるメーカーによる製品同士であっても相互運用ができるようにするスマートホーム規格「Matter」(マター)に対応。

今後、スマート家電を買うときに、この規格に合った製品を選ぶようにすれば、ひとつのリモコンで操作できる機器の幅が広がり、ますます使い勝手がよくなります。

スマホを使わずにリモコン操作ができるメリットは大きい

スマート家電のリモート操作といえば、スマホアプリから行なうのが一般的なスタイル。もちろんSwitchBot製品も例外ではありません。

そんななか、あえて物理リモコンであるSwitchBot学習リモコンを使う最大のメリットは、冒頭にも述べたように、家族や来客がスマートホーム機器を簡単に操作できるようになること。

さらに、家電操作のためにわざわざスマホ画面を切り替えてアプリ操作をするのが面倒なビデオ通話中であったり、動画の視聴中だったりという場面でも、スマホとは別に物理リモコンがあることで、家電の操作を素早く行なえます。

物理リモコンの存在は、スマホが手元にあるシーンであっても、大きなメリットをもたらしてくれるというわけです。

Photo: 小原啓樹

また、SwitchBot学習リモコンは2,000mAhバッテリー内蔵で乾電池不要。いちど充電すれば、毎日10分間リモコンを使用した場合でも150日間は動作してくれるうえ、充電端子は広く普及したUSB-Cなので、リビングにポンと置いておけば、普段使いのリモコンとして常時活躍してくれます。

今後のアップデートに期待しつつ、自宅環境にあわせて進化させていきたい

Photo: 小原啓樹

さきほどテレビのリモコン対応でも触れたように、現時点では「ありとあらゆる家電をひとつのリモコンで操作できる」とまではいかないのが、使ってみての正直な感想。そして、SwitchBot製品であっても、ロボット掃除機など一部のデバイスが使えるようになるのはもうすこし先となりそうです。

今後のアップデートで増えていく対応機器についてはSwitchBotのブログに記載があり、近い将来にはSwitchBotハブ製品で行なえるリモコン機能の多くが、SwitchBot学習リモコンから使えるようになるとされています。

まずは現状の対応機器で使用感に慣れておいて、アップデートの都度新しい対応機器をリモコン登録していけば、いずれは家全体のスマートホーム環境を一括管理できる、夢のリモコンに進化させることもできるかもしれませんよ。

なお、ここで紹介したSwitchBotの2製品が、2024年7月11日から7月17日までの期間、Amazonにてお求めやすいセール価格になっています。

通常価格6,980円のSwitchBot学習リモコンは、20%以上もお安い5,580円になっていますし、SwitchBotハブ2は通常価格8,980円のところ、16.7%オフの7,480円。今こそ、ご自宅のスマートホーム環境をパワーアップする絶好のチャンスです。

Source: SwitchBot