サイズは同じなのに、驚くほどリアルなんです。昨年登場した大人向けのプラレールシリーズ「プラレールリアルクラス」が話題です。プラレールといえば幼児向けのデフォルメした鉄道玩具で、ブルーのレールとともに知らない人はいないメジャーなおもちゃ。そのプラレールの大人向けモデルとして登場したのが、リアルクラスなのです。
飾ってもよし、走らせてもよし
プラレールリアルクラスは、「飾る楽しみ」と「走らせる楽しみ」を目指したシリーズ。旧来のプラレール同様に単三電池1本で走ります。かわいいプラレールに対して、こちらはイケメンな風貌。飾って見ているだけでも楽しめます。
細部までこだわった造形や塗装が特長で、今までのプラレールにはなかった、リアルなパンタグラフのデザイン、車内の座席、行先表示板、車体番号などを細かく再現。鉄道好きならずともワクワクするような細かなディテールが散りばめられています。
マニアもうならせるディテール再現力
ラインアップは全6種類(価格はすべて税込7,700円)。とくに、今年4月に新たに加わった201系に注目です。201系といってもピンとこないかもしれませんが、1980年代から中央線の快速電車としても活躍したオレンジ色の国鉄時代の電車です。
今回商品化されたのは、2005年から2019年まで大阪環状線で活躍していたJR西日本仕様。西日本仕様ならではのシルバーの窓枠や雨どいと一体化され側面から屋根まで巻き上げられた外板、LED行先表示など、超細かいところまで再現したリアリティが憎い。
塗装も同じオレンジですが、西日本仕様は光沢感の高いウレタン塗装に変更されていたのですが、リアルクラスでも実車に近い光沢感のあるボディカラーを再現。鉄道好きならば一見して「西日本仕様だな」とわかるクオリティです。
ほかにも、同じく国鉄時代の特急車両485系や185系をラインアップ。どちらも初期のカラーリングと後期のカラーリングの2種類を用意しているところがマニア心をくすぐります。
ほかに、はじめてパノラマ展望席を設けた小田急ロマンスカー3100形NSEを用意。ラインアップからして、40代以上の大人のためのプラレールであることがわかります。
ブルーのレール上を走らせるのも楽しそう
プラレールといえば、ブルーのレールがアイコンですが、リアルクラス用に枕木をデザインしたグレーの「リアル直線レール」を新たに用意。リアルクラスの各モデルに直線レールが3本同梱されていて、飾って楽しめます。
さらに別売りのレールを購入することで、走行レイアウトに拡張することも可能です。既存のブルーのレールとも互換性があるので、子どもが使っている(使っていた)レールとつないで、リアルクラスを走らせるのも楽しそうです。
Source: TAKARA TOMY