ニコンにとっては初のミラーレスin宇宙。Z9、NASAに納入される

いまも、周回軌道上をフラッグシップが巡っている。

2021年12月に登場したニコンのフラッグシップミラーレスカメラ「Z9」が、アメリカ航空宇宙局ことNASAに納入されたと発表されました。Z9、宇宙(そら)にゆく!

1970年台から続くニコンとNASAの縁

現在ISSにはニコンのD6とD5が撮影用カメラとして装備されています。これがZ9に置き換わるそうで、ISSの乗組員に使ってもらう初めてのニコン製ミラーレスとなるそうな。Z9は2024年1月30日にファルコン9ロケットに搭載され、ISSに送られました。

納入されたZ9は13台で、宇宙環境を考慮した特別なカスタムファームウェアが適用されています(宇宙放射線やノイズリダクションの範囲などが改良されているとのこと)。他にも15本以上のZマウントレンズと15個のマウントアダプターが宇宙に届けられました。

1971年、ニコンはアポロ15号のためにNASA仕様にカスタムした「ニコンフォトミック FTN」を開発しました。以来多くのニコン製カメラがNASAに使われており、今回のZ9導入は一眼レフからミラーレスに置き換わるメモリアルなしらせでもありますね。

ちなみに、ISS船外で4K映像の撮影に成功した初めての民生用ミラーレスカメラは、ソニーの「α7S II」。僕らのよく知るデジカメが遥か宇宙を覗くためのツールとして使われている事実は、ロマンを感じる話じゃあないですか。

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Video: Sony (Japan) / YouTube

Source: Nikon, YouTube

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