【90分で見れる】夢か、現実か。圧倒的なビジュアルで描かれるサスペンス映画『パプリカ』

年末年始ははカオスの世界へ。

時間があり余る年末年始のお休み期間。面白い映画を探している方にオススメしたいのが『パプリカ』です。

しかも、1時間半でサクッと観られる名作なのです!

「夢と現実」をテーマに描くサスペンス映画

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Video: Sony Pictures Entertainment / YouTube

本作は、『PERFECT BLUE』や『東京ゴッドファーザーズ』などで知られる今敏監督による2006年のアニメ映画。

主人公は、精神医療の研究者である千葉敦子夢にダイブするデバイスによって患者の夢に入り「パプリカ」という名前でセラピーを行なっていました。が、ウイルスのように夢に侵入・汚染するテロリストがいるとわかり、夢と現実を交差しながら犯人を追っていく、という、SFサスペンス映画です。

見どころとしては、「夢と現実」をテーマに今敏が描くポップなキャラクターやビジュアル。一方で、そのビジュアルが氾濫して悪夢のようなカオス的イメージを生み出しているのが本当に圧倒されます。

また、物語は次第に夢と現実が交差して混じりあっていきます。そのなかで敦子のアバターであるはずの「パプリカ」が固有のアイデンティティーを獲得していくのも興味深い点。

さながらSNSメタバースという感覚を持った現在の私たちのように、「仮想空間と現実で同じ自分だけどそれぞれ固有のパーソナリティーを持っている」といった感覚を「敦子≒パプリカ」というかたちで表現しているのは、公開当時になんだかすごい、と感じたのを覚えています。

1時間半でサクッと観られるので、圧倒的なビジュアルと想像力にぜひとも酔いしれてください。

Source: Netflix, U-NEXT, YouTube

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