トラックなのに船になっちゃう?
電気自動車メーカーTESLA(テスラ)の最強ピックアップ「Cybertruck(サイバートラック)」は、お手本にしたのが映画『007/私を愛したスパイ』に登場したボンドカー。
潜水艇に変形するロータス エスプリS1ということが判明しています。
水上走行モード搭載
社長のイーロン・マスクは、「サイバートラックは少しの間なら水に浮くよ」と発言したこともあり、つい最近は車高を上げてバッテリーを加圧し、2.7フィート(約82.3cm)ほどの水位なら水上を走れる「ウェイド・モード」が搭載されているなど、耐水性が高いことの裏付けも取れました。
実はボート化計画もある
イーロンはまた、そのうち「サイバートラックが最低でも水上を100m進むことができる改造キットを用意するつもりだ」と発言しています。
ですが、「ドアの密閉具合を改良しないといけないんだ」と付け加えています。
ドアからの水漏れが心配でも、ホイールやサスペンションや、バッテリーやモーターへの浸水は気にならないのでしょうか? これは興味深いですね。
サードパーティー製キット
一方でテスラではなくCYBERCATというメーカーが、サイバートラックをボートにするキットを開発しています。
双胴船のサイバーカタマラン「CYBERCAT」と、ハイドロフォイル(水中翼帆走艇)で高速移動ができる「CYBERCAT FOILER」の2タイプで、トラックからの電力で進みます。
骨組みはバラして、トラックとの合体も1人で簡単にできるよう設計されています。
まだ開発中ではあるものの、想定では「CYBERCAT」の最高時速は40km以上で、速度により最長185kmの距離を進むとのこと。気になるお値段はモーターに出力に比例して、約327万円~470万円だそうです。
「CYBERCAT FOILER」は最高時速が約64kmで、最長185kmの距離を進みます。こちらは約505万円~613万円のお値段。速度が上がると車高がフワっと高くなるので、ハイドロフォイルは楽しそうです。
実現は近そう
CYBERCATは難しい技術はないようですし、イーロンが言う改造キットにしてもボンドカーへの憧れもあるので、そのうちホントに実現しそうですよね。
陸と海を制したら、そのうち空も飛ぶようになったりして?
Source: TESLA, X (1, 2) , CYBERCAT via INTERESTING ENGINEERING, designboom